翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

梅雨明け

 二週間超ブログ更新が途絶えた。ネタがなかったわけではない。書く気力が起きなかった。その間、何らかの活動をしているからヨシと自分を慰め、それなりにしくじりながら事を進めている。
 そうこうしている内に梅雨も明け、7月も中盤を過ぎてしまった。
 文学フリマ大阪の準備にも追われ始める頃合い、残念ながら転職活動ではお祈りメールが届いている。他社の人事の能力があると思っていないし当たり前といえば当たり前でだ。ただ無理矢理撮らされた証明写真の出来も悪かろうと思い、こちらは差し替える。
 今朝、鼻水ずるずるだったを「アレルギーだろう」とドーピングして無視したが、鼻風邪をひいてしまったようだ。
 思い切り筋トレまでしてしまった。風呂上がりにこのブログの設定をいじり、書いている。……その間に風邪独特の感じが進んでいる気がする。
 梅雨が明け、猛暑日が続くという中で、一つの無料読み切り漫画が話題を呼び、勤務中、外に出た隙に読んだ。
「あぁ、色々思い出す」
 感想は多くの人が抱いたものとそう変わらないと思うから割愛する。
 刺さった人の一人であることは間違いない。
 日陰に入ってふぅふぅやっている自分に「何をやっているんだろう」とまた思った。
 

土日の充実が怖い

 二週間も更新が空いてしまった。特に大きな変化があったわけではない。メンタルの低下はあったものの、家では比較的元気である。妻のおかげだ。
 この土曜日は散髪に出たまま、久しぶりにほぼ一日外で遊んでいた。といっても、あちこち移動するわけでもないのだが。半分仕事みたいなこともしつつ、実地検証も済ませて、行きつけのお店が潰れていないかチェック(懐具合もあるから外を見るだけ)したりしていた。まだ休んでいるお店が多かった。一つのお店は貼り紙もなく、コーンだけ立っていたから少し心配ではある。
 友人と少し飲んで色々話した。やろうとしていることに対して、遠慮がちな部分がまだあるから、そのへんを払拭して行動しようということも話した。
 いかんせん、小説を書いて、それを本にする。もしくはKindle本を作ることにはなれてきているものの、これから活動の幅を広げるには慣れないことに手をつけていかなければならない。
 人間、死ぬまでお勉強だ。
 それが嫌なら今の勤め先の奴隷となって、ひたすら変なマウントをとって生きていく道をとるしかない。
 ただ、お勉強も含めて楽しい。やった分だけ進むから面白いのである。
 それだけ土日が充実するということであり、平日の半日以上過ごす虚無がとても怖くなるのだ。

晩酌

 最近は毎日していた晩酌を一週間に数回と減らしている。健康診断で引っかかったからではない。ダイエットで筋トレをするようになって、飲酒による効果の減少が勿体なく思えてきたからだ。中に誰もいない腹は、中々へこまず気分を憂鬱にする。しかし、YouTubeには筋トレ動画が多く転がっていて、腕を太くするものもある。元々、細い腕に効果が出てくるのを見てモチベを保っているのだ。
 イイ筋トレ動画は概要欄から筋トレへすぐ飛べる。若しくは始めから筋トレがスタートする。御託をぐだぐだ並べる動画一切見ないようにしている。大体、同じ事を言っているからだ。
 晩酌を減らしたからといって、体が軽いというわけでもない。
 日々のフラストレーションを翌日に持ち越してしまうこともある。酒ありきの生活を送っていたせいもあるだろう。酒で晴らしていたストレスを別の方法で発散させなければいけない。
 第三のビール等を選択するよりかは、節約になることと、健康維持のためには晩酌をスパッと減らしたほうがいい。亡き祖父もある時から酒を一切口にしなくなったが、今となってはその気持ちも少しわかる。
 そこでふと思い出した。数年前は節約になるからとウィスキーとコーラを買ってきて、ひたすら割って飲んでいた。肥満の一因だし、ケチをとったがために後々高くついた一例だなと。今は安酒に流れず、晩酌を減らした自分を褒めてみている。

鬼電話

 起業の準備しつつも、転職サイトに登録している。勤め先が悲願成就まで保っているとは限らぬ上に、独り身でない故に転職によるキャリアアップも忘れてはならない。久しぶりに覗けば、営業職はウォーターサーバー全盛期で魅力は半減している。そんなわけで総務・人事職で探し中と一本化。
 勤め先ではここ数ヶ月、辟易することばかり起きているから、一回転職しておきますかと求人をお気に入りにしたり、巡回の頻度を上げたりしていた。それに即座に反応してきた求人サイト。日に3~4回の鬼電話である。曰く、状況を確認したいらしい。
 今まで、こんなにかかってきたことはなかった。このご時世で転職しようという人間も減っているのだろうか。
 私の助けになる存在だけれど、流石にそこまでかかってくると、ちょっと鬱陶しく思う。結局、無事に繋がってテレ面談の約束は出来たが。
 趣味でやっている金融マンもそろそろ限界だ。
 そろそろ卒業して、他企業でお役に立ったり、自分を成長させて楽しんでもいいだろう。

久しぶりに開く

 先日、保険の営業マンから久しぶりに電話があった。
 自分が死んだら葬式代にと思っている保険の運用利益が出ているため、それを切り取らないかという話であった。 数年貯めていれば、少額でも大きくなるものだなと、切り取りを依頼する。保険金が減るわけではないから、中々にイイものだ。
 そんな小遣いを得てつかの間、勤め先にて「今年は夏のボーナスが少ないようだ」との話を聞く。
 コロナのせいではない。
 今いる部署は自分の仕事ぶりに関係なく、全支店の平均評価が支給となる。
 昨年は2店舗の不祥事があり、その分支店の評価が下がっている。それに重ねて、支店長がパワハラをした店舗の評価も下がっているのだ。その結果、平均値が下がり、ボーナス額も減るというのである。
 それはおかしいだろ。
 パワハラ・セクハラをした人間が裁かれるべきであって、店舗評価まで下げたら連帯責任となってしまうではないか。しかも、その煽りを食らって私のボーナスまで下がるなど、ますます内部通報が効かなくなるシステムではないか。
 これについて改善しようという動きもない。
 これはまずい。
 最近の労働環境悪化も鑑みて、私は久々にdodaを開いた。

新社名は「翠嶺クラフティング」

 文フリ東京から早一週間。
 疲労困憊の中、会社で過ごすのは中々の苦痛であった。そういう時にかぎって何か問題を起きるもので、昨年入社した子たちが赤ちゃん返りでもしたのかと思うような、「こんなしょうもないことで色々言わせないでよ」という案件があった。教育する側が悪いのだが、一年いても学びとれぬことはあるらしい。
 帰阪すれば待っていましたとばかりにメールが溜まっていて、何もないときに来てくれよと思いながら、何もないよりはイイと切り替えて処理した。
「休みてぇ」と思っても、回復するまでの間も時は流れていくのだから、へばってばかりもいられない。
 まだ諸々の処理は残っているものの、大坂文庫としての活動も終了し、新社名も決定した。

 新社名は「翠嶺クラフティング(Sui-rayCrafting」
 大学時代に所属していたサークルから名前を一部分貰った。翠嶺(Sui-ray)は自らの光という意味もあり、それを作り上げるとした。
 従来の電子書籍出版に加えて、作家のプロデュースや起業家支援、事務作業支援などを行う。
 現在、ホームページ作成中で、新サービスのツール作成にも追われている。

 今後も同人活動は続けるつもりですので、今後ともよろしくお願いします。

第三十二回文学フリマ東京報告

 上住は揺れていた。
 第三十二回文学フリマ東京に参加するかどうかである。
 ご時世のこともあるが、あろうことかFF14デジタルファンフェスと被ってしまったのだ。件の理由により出店を辞退して、光の戦士たちと祭りを楽しむことにかなり気持ちが偏っていた。部屋でゴロゴロしながら、うまぴょいして休日を謳歌しようと……。
 これは自暴自棄になっているだけだ。
 FF14ファンフェスは上住がいなくとも、リアルタイムで皆が報告してくれる。その雰囲気は間接的にも味わえるはずだ。
 ところが、文学フリマはどうだ?
 今回、出店しなければ大坂文庫はそのまま終了。イベント感も鈍るついでに出不精も加速してしまうかもしれない。出続けることの難しさは常々話しているではないか。出店すれば本が売れなくとも、数字のままゼロになることはない。
「行かない」
 と直前まで行っていたのを撤回して上京した。
 当日の集合時間を聞いて、若干後悔したものの、結果として「行ってよかった文学フリマ」となった。
 前日譚はまた記すことにして、今回は当日のみ。毎度のように準備から参加してきた。
 いつもは寝坊する人がキッチリ来ていて見事に雨を降らせる。
 黄色い三角コーンといちゃいちゃしている間に、机椅子を並べるお時間となり、汗だくになりながら諸々終えると、出店受付で他人様の額に機械を向けては検温をしていた。
 それから解放されて自身のブースで荷をほどくと、一つ在庫がないことに気がつく。確認を怠って前回参加の荷物をそのまま送った結果である。予想以上に過去の自分は頑張っていたようだ。幸い、委託販売を請け負っていたため、ブースに彩りはある。新しい布もデビューして半年ぶりにイベント参加した。
 文フリ仲間が軒並みお誕生日席にいたため、挨拶もしやすく雑談もできた。意外に私のブログを読んでくれている人が多くて、ちょっと驚いたりもした。
 最近は用事がない限り自身のブースから動かないマンとなっていたけれど、久しぶりに本を買いに走った。
 頂いたものもある。

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 読み終わったら、これまた最近やっていない感想文書きたいな……と思いつつ、まずは読むところから。
 撤収作業はほぼ机を積み上げたり下ろしたりしていた。汗だくになってもマスクを外せない苦痛。17という数字は忌むべきものとなった。
 こうして大坂文庫としての最後のイベント参加は終わった。
 懇親会も当然ながら中止。
 仕方ないが、その場で解散となる味気ない終わりとなった。なんだかんだで三年ぶりの文フリ参加となる秋山さんに会えたことが一番の収穫だったかもしれない。いや、活動を続けている皆に会えたこともよかった。知り合ってからもう、十年近い。
 翌日に有休を取らなかった私はそのまま帰路へ。新幹線の駅で数人に見送られながら、帰阪する。
 寝酒にTwitterのスペースを聞きながら、二つ反省した。
 翌日は有休を取ることと、何があろうとも新刊だけは用意しておくことだ。