翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

2017-01-01から1年間の記事一覧

総括2017

2017年が終わる。今年は私個人に起きた大きなことがいくつもあり、変化の年であった。まだ続いているものもあれば、これからのこともあり、終わった出来事もある。 年が変わってちょっとしてから、祖父が亡くなった。痴呆になることもなく、最期は病室であっ…

変えることのしんどさ

結婚は勢いだとよく言われる。それまでの生活リズムや習慣が全く異なる人と過ごすわけだから、変化の幅はとても大きい。人間、頭でそれが分かっているから、結婚というものに一定のハードルを感じているわけだ。自然睡眠を教わっている際に聞いた話だったと…

第二十五回文学フリマ東京 報告

さる11月23日(木祝)第二十五回文学フリマ東京に参加してきた。今回は新幹線で前入りせず、人生二回目となる夜行バスに乗って東京に向かった。夜行バスは苦手と言っていたが、最初に乗ったものがハズレだったようで、今回は苦も無く過ごせた。夜行バス…

第二十五回文学フリマ東京 お品書き

来る11月23日(木)11時~17時 東京流通センターにて開催の第二十五回文学フリマ東京に参加する。大坂文庫は歴史・古典ジャンル イー45最近は腑抜けていた代表が復活し、今回は久方ぶりの新刊「忍地謡」が出る。忍者歴史小説短編集第二弾は秀吉と…

第6回Text-Revolutions 報告

第1回のText-Revolutionsでは一般参加した。その時は休職が明ける前の記念旅行で、元気になった自分を確認するための旅立った。結果、色々なことに巻き込まれたり、魚の頭で出汁を取ったりしたが、そこから回を重ねること5回のテキレボに出店者として参加…

第三回文学フリマ福岡報告

去る10月8日(日)第三回文学フリマ福岡に寝坊することなく出店してきた。今回は東京以外で初の会場変更をした文フリとなる。スタッフの努力が実り、フロアが一つになったことで一体感のある雰囲気が作られていた。私は例の如く半官半民ならぬ半スタッフ…

第三回文学フリマ福岡販売作品

来る10月8日(日)天神ビル11Fにて11:00~16:00まで第三回文学フリマ福岡が開催となる。一回目から参加している大坂文庫は今回も参戦。う-31 歴史・古典ジャンルで来場者を待っている。今回持って行くラインナップはこちら。 忍者歴史小説…

過剰便所掃除

掃除のおばちゃんがオフィスを綺麗にしてくれるところはたくさんあるだろう。別の仕事をしてくれる人がいて、オフィス内は自分の役目を全うできる社員で満たされるわけだ。おばちゃんがいなければ、自分たちでオフィスを綺麗にするしかない。 ところが、世の…

尼崎文学だらけ 報告

先週、日曜日に尼崎文学だらけに行ってきた。今年は一階のホールで開催となったので、だらけブースも通常ブースも見渡せてイイ雰囲気の会場となっていた。例によって用意をあまりしていなかったから、嫁に叱られていた。宣伝も準備もきちんとやろうと反省し…

尼崎文学だらけ 頒布物告知

来週8月27日(日) 尼崎市中小企業センターにて 11:00~16:00に開催となる尼崎文学だらけに参加する。 去年の第一回に続いて二回目となる今回もだらけブースにいる。露天商のような販売でさながら夏祭り、屋台の親爺のような感じだ。今年も去年…

星の輝きを手に

嫁の力を借りて、ようやくテーマ「悲憤」を書き上げた。 続くのは最後のテーマ「狂気」である。募集はまだしない。まずは悲憤を味わって欲しい。そして、「星の輝きを手に」を書き上げた時、足かけ六年かかった純文学の物語は終わりを告げるのだ。それは誠に…

いくたまさん

織田作の実家近くに住んで七年経つというのに、今まで生玉祭に行ったことがなかった。大阪は谷町界隈に住む人間はこの日の為に普段使わない歩道橋を上り下りする。今年は嫁を迎えたので連れ出し、祭りへと繰り出した。祭りを楽しむ人を横目に織田作像は静か…

早めの夏休み

今年は結婚休暇が夏休みと別に取れるということで、連休のない六月に早めの夏休みを取得した。元いた谷町の家を片付けなければならないことと、仕事に厭気がさしていたこともあって、夏休みは忙しくもダラダラ過ごしている。ダラダラさせて頂いているという…

君はこれからだから

タイトルは会社でよく聞く言葉だ。君はこの会社にずっといてキャリアを積み上げていくんだろうという無責任なおせっかいである。ここで今、定年まで勤めた、勤め上げるであろう自分の生き方を語るための枕言葉だ。車のハンドルを握っていなければ眠りたい話…

森井聖大改名す

どうでもいい話である。むしろ愚痴である。 私が言う「文学フリマのドンキホーテ」こと森井聖大が2017年を機に筆名を変えた。それが四月馬鹿かどうかはおいて、田舎に引っ込んでわかばばかり吸っていると人間、こうも耄碌するのかと呆れるばかりだ。だが、彼…

金柑

行きつけのバーにジンベースの金柑酒が出ていた。隣に陣取っていた中年の女が私を田舎者呼ばわりして「大阪で金柑は買う物よ」と宣った。私が人生で初めて金柑を口にしたのは亡き祖父がよく潜った山に同行した折に「もいで皮だけ食え」と言ったから、金柑を…

書き上がらない日々

ここのところ作品を書き上げられていない。と、言う以上は久々に書き上げられたわけだが、私が思う書き上がらない理由は三つある。 一、プロットが甘い。甘くて筆が止まってしまう 二、いいものを求めすぎている。まず書き上げればいいのに、途中で見直しに…

セールス真理の扉

「お前何もやってへんやんけ」 血走った眼で新しい上司が放つ。上に立つ者として絶対に言ってはいけないワードだ。私がこれを口にしたら大阪軍団の気の良い連中は槍を持って私を穴だらけのレンコンにするだろう。丁寧に縦穴で。彼の世界ではセールスとはお願…

私の京都文フリ前夜

第一回文学フリマ京都が22日(日)に開催となる。あの時私と握手した人たちが出てくれているのだろうか、出ていたなら京都代表にも握手したりするのだろうか、五年経つという感慨深さも相まって振り返る次第である。あれから私は成長したのだろうか。Sから…

三十路になる年

総括2016年もままならぬ内に年が明けた。昨年は活動十周年という節目を迎えながら、実に書いていない年となった。勿論、活動はしていてそれなりに成果は上げているつもりだ。しかし、応援してくれている方からは「まだか」と催促されたり説教されたりする事…