翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

自分のもの

 祖母の初盆も済んで、あとは文学フリマ大阪11を待つのみとなった。今回もスタッフ仕事で出店はしていないが、作品の載った本が販売となる予定だ。文学フリマ大阪に作品だけでも出るのはけっこう久しぶりかもしれない。

 ここのところ創作活動は芳しくなく、書くことは増えても人の本ばかりという状態が続いていた。自分の作品を増やすことも考えて独立したのに、これでは本末転倒である。アイデアだけが先行する書く書く詐欺をしていて、どうにかしたいと思うばかりであった。
 ようやく動き方が決まって、準備や活動に入っている。
 書いて発表しなければ存在しないのと一緒だ。
 ライター業では過去の作品で仕事を取って、おまんまを食べさせて貰っているのに、新しい作品を生み出して別の実績に繋げることをしていなかった。仕事の実績と並行して、作品を発表することはとても大切である。だが、分かっていても中々難しい。
 収入のことは常に考えなければいけないし、別のことをすれば、もう一方の仕事がたまる。不義理を働いているところもあって、それも解決しなければいけない。

 一つ一つ完了していく傍ら、自分の小説の数も増やしていく。