翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

多作家になれるか

 もうすぐ独立して2か月経とうとしている。当初の目標である月に1冊の本を出せるようにはまだなっていない。一応、目標の設定は甘めにして自分の本だけでなく、依頼人のもOKにしているが、思ったよりスムーズにはいかないものである。その軌道に乗せるための案件数が少ないせいもあるだろうし、自分の作品制作も遅いこともあるだろう。

 実現していないアイデアはたくさんある。兼業中はそうでもなかった創作スパンが今となっては長すぎるのだろう。それに慣れているために脱却するのは難しい。基本中の基本だが、「まずは書き上げること」がいらぬことを考えすぎて実行できていないのだ。

 己の過去作品に支えられて切り拓いたこの道だが、これからの作品も生み出していかなければならない。売れっ子でもすぐ新鋭に取って代わられる時代。自分が多作品を生み出す方向にシフトチェンジできるか、日々の行動の見直しにかかっている。人間すぐには変われない。筋トレして少しずつ筋肉がついていくように、ゲームがやりたくなる衝動を抑えて、作家脳を大きくしていくしかない。手が止まっていては名作は生まれないし、私は一作が傑作になるほどの能力はないのだから。

信長の野望覇道シーズン1 感想

 ゲームの感想はあまり書いていないかもしれない。記憶ではFF14のブログを除いて初めてのような気がする。

 去る2月27日に形勢が決まり、信長の野望覇道のシーズン1が終わった。今日の夕方からシーズン2が始まる。忙しいゲームだ。全6大名家に分かれて、プレイヤーが争う戦争ゲームだが、我が所属する三好家は見事に1位を獲得した。1位が取れたことも終わり良ければ全て良しで、途中の苦労も忘れられる。

 大学の先輩に話したところ、

「リプレイを読んだ方が面白いんちゃうか」

 とのことだったので、リプレイも途中まで書いていた。後半が怒濤過ぎて追いつかなかったのだ。記録を残すには一日で起きることが多すぎた。ただ、覚えている内にいずれ全てを記しておきたい。

 

 この手のゲームは3回目で、覇道以外はもうアンインストール済である。1週間で終わったものもあれば、少しだけ続いたものもある。信長の野望覇道は最長記録となった。

「隅っこでチマチマやっていればいい」
 と最初はアクティブな人と少人数で思いついたところを攻撃しているだけであった。
 そこから、ギルドに当たる一門を立てたところで変わっていく。山賊から小さな国衆ぐらいになったような感じだった。それでも、この手のゲームは機能上限りなく戦闘が続くので、他プレイヤーとチャットする「外交」と呼ばれる活動も重要となってくる。
 途中まで砦は攻略したものの、城持ではなかった。
 サーバーに
「三好家を1位にする」
 と活動した人がいて、シーズン中盤に入る頃に小さい一門の統廃合が行われた。そこで私は城持になった。謂わば国衆から大名になったのだ。但し、切り取ったものではなく、預かったものなので、織田家臣○○みたいな気持ちだった。
 敵大手は攻めてくる。限界がくれば援軍を求めるという日々だった。それでも、自力で取った城もあったり、城を一気に3つ(4つ所有できるうちの)失った時もあった。三好家の団結があって城も取り返せたし、まさに単独では勝てないゲームだった。
 ただ、やはり小規模では戦力が足りなくて、戦闘も決め手に欠けたことが多々あった。
 シーズン終盤には一門を預けて大手に移動した。
 大手の強さや物量を痛感した。
 次シーズンは当主を務めた一門はメンバーそれぞれ散るので解散。私は大手にそのまま所属する。
 正直なところ、シーズン1でもういいかなとも思っていた。
 何事もそうなのだが、誘ってくれる人がいて続けることになった。ゲームの性能についてはもう色んな人があれこれ言ってくれているから、ここには書かない。
 反省も多々ありながら楽しかった。
 FF14のログイン時間が減ったのはご愛敬……。

寒いと何もできない

 新居にエアコンがまだついていない。他の暖房設備を持っていない私は妻と震えながら毎日を過ごしている。
 かなり厚着をしてzoomの打ち合わせにも登場するため、出落ちで笑いをとれる。少し芸人になった気分だ。
 エアコンがつかなかったのは退職金をあてにしていたせいもある。先に元職場から、後から管理していた某銀行から入金する段取りになっていた。元職場からは入金があり、これは引越時と新しいノートパソコンの資金に消えた。
 設置時に現金で渡せなければならないため、その日までに入金がないと詰む。
 ところが、入金がなかった。
 詰んだ。
 「どないなっとんねん」
 電話をかけたところ、まだ先になるという。
 結局、退職金は退職後およそ3週間で入金となることになった。混んでいるというが、何をしているのか。もったいぶっている意味とシステムが分からない。
 しかし、暖房設備が無くて分かったことは寒いと何もできないということである。
 まず布団や風呂から出るのに時間がかかる。
 日中の活動もある程度暖かくなってきてからだ。非常に行動が制限されている。
 ゴリゴリに厚着をしていても、防げないものがあるのだ。
 火曜日の午後にはエアコンがくるから、ようやく人並みの生活が送れるようになる。凍えて遅れた分の活動を取り戻していかなければならない。
 引越は思ったよりもお金がかかった。
 荷物もさっさと片づけて仕事に集中していこう。

四年ぶりの返り咲き

 中央区よ! 私は帰ってきた!
 というわけで、昨日に引越を完了。四年ぶりに谷町へと戻ってきた。一度住むと住みやすくて離れにくい土地である。今回は自営業になったこともあって、引越準備に時間をかけることができた。
 ミニマリストを目指しているわけではないが、勤め先を辞めて引越と相まって、新生活のために色々と改めたかったこともある。けっこうな物を捨てた。勤め人のままだったら、慌てて何でも箱に放り込んでいたことだろう。引越した先はそのまま仕事場にもなる。自室の間取りや家具についても色々と検討した。
 あまりお金をかけることはできないが、少し家具を入れ替えることと、ゲーミングPCが動かなくなってしまったので、それも新たに購入して動画仕事用にも使う予定だ。
 準備や段取りもして、意気揚々とした引越であった。
 しかし、全てが上手くいくわけではなく、不用品も元家に置いてきたが、その一部に必要品があったのに置いてきてしまう。逆に不用品が持ってこられる。エアコンの取り付けで問題が起こるなど、全ての問題が解決するまで暫く時間がかかりそうだ。
 そして、そんな時に限って仕事は進むのである。
 今は簡易の折りたたみ机にメインPCを設置して作業している。これでなんとかなるだろうと思っていたが、以外と辛い。この状況があと5日は続く。作業には理想的な環境を追求して実施していた結果、どこでも作業ができるサバイバル能力が失われてしまったようだ。
 ノートPC片手にどこでも作業をする。そんなことが出来る野生味も持つようにしていこうと思った。

今後の創作活動

 フリーランス二週間目に入った。本日で名実ともに勤め先の肩書きはなくなった。現状はボチボチある仕事と引越の作業&手続に追われている。ライター業はやってみた感じ、自分の場合はあと五、六本は抱えても大丈夫そうな状態だ。現状は二本。


 今後の創作活動だが、時間に融通が利くようになったのに減っては意味なし。ということで増やしていく予定。兎に角、手を動かせと自分の尻を叩きまくる所存である。まだ不定期な連載もしっかりと続けていきたい。

 引越が落ち着くまでは時間が削られるものの、作家としては副業で活動し続けていく。先日は一つ仕事のアイデアが浮かんだもので、そのプロジェクトを起こす予定だ。今までは単独で何かしていたが、人を巻き込んでいくことも覚えていきたい。巻き込んだ人に損をさせないようすることも大事だけれども。

 独立開業は過去に書いた自分の作品に救われたかたちだ。
 まさかズラッと並べるだけで仕事に繋がるとは思いもしなかった。何かやっていて損はないのである。創作面でも自分の実績を積み上げていかねばならないし、自分だけでなく他の人にも儲けて貰わなければならない。
 考えることとやることはたくさんあって、その中で創作も一つレベルアップしていく。

 少なくとも文学フリマ東京には出店して、各地の文学フリマにはスタッフで参加する予定だ。他のイベントは現段階では余裕があれば……といった具合である。

最後の土日

 まだ籍は残っているものの、週明けの月曜日から次の仕事は入っている。開始から暇でないことは誠にありがたいが、一週間ぐらいニートはやってみたかったものだ。歳をとれば引退の時期がくるのだから否が応でも無職の時はくるのだけれど。
 この土日は完全な休みにして、仕事の連絡等はとるものの、久方ぶりに完全オフで過ごしている。
 進学する時の春休みの感覚に近い。
 ただ進学とは違って受け身ではなくて、自分から動いていかなければならない新生活ではあるが。
 不安半分、楽しみ半分の気持ちで
「折れない」
 ことと
「死にはしない」
 ことは忘れずに動き続ける。
 短いけれど、今の心境をここに記す。

ラスト一週間に入って

 できるだけ行きたくない場所は役所と病院である。空気が籠もっている感じがして、あの空間で待つのも苦手だ。それでも、何かの手続をしなければならなかったり、身体が悪ければ行かざるをえない。
 今日は有休を取って、役所へ諸々の必要書類を発行しに行った。思ったよりも混んでいたが、係の人は笑顔で対応していて偉いなと思った。暴れている来庁者もおらず、粛々と手続が行われていた。少々、時間がかかる手続をしたがために一時間もかかってしまった。私は刀剣乱舞を開いて暇を潰していた。
 昨日は発熱して文学フリマ京都を欠席した。
 久しぶりに会えそうな方もいたから、挨拶をしたかった。木曜日辺りから感じていた疲れがでてしまったのかもしれない。前日は前日ではしゃいでいたものだ。熱は中々下がらずに、よもやと思ったが朝には平熱に戻って安心した。
 今週で勤め先へ行くのが最終週となる。
 引継と片付けと挨拶に追われることになるだろう。
 長年勤めた割に思ったほど感慨深くなることもなく、次の生活に向けて粛々と準備をしている。結婚を決めた時に感覚が近い。慌ただしい中に「こうなる運命だったのだ」というものを感じている。
 あと4回の勤め先への奉公。
 13年も向いていないサラリーマンをよくこなしたものだと自分を褒めてやることにする。