大坂文庫

個人作家、上住断靱の活動記録

企業としての大坂文庫再始動

 二十代前半から半ばまで駆け抜けて準備をした出版社大坂文庫は長い間息をしていなかった。中途半端なまま破棄をするか、己の夢を掴むべく再始動するかケリをつけることにした。再始動の方へ舵を切るつもりで。駄目だったら、またどこかで社畜をやるだけだ。
 離婚を宣言される覚悟で妻に話をし、宣言はされずに脇の甘さを指摘され、それならば妻の不安を消すべく整えて再始動することにしたのである。俗にいう「嫁ブロック」なるものではなかった。元々転職は認めてくれているので、圧倒的な否定は言ってこないだろうと思ってはいたが。限界が決まっているサラリーマンは下限も決まっている。ゼロになることはない。ゼロになる恐怖もあるが、限界を超えていく気持ちよさも、昔駆けだしたから知っている。ただ頑張るだけだ。身体に無理はすまい。しかし、怠惰に陥ってもいけない。地道なところからやっていく。ただ頑張るだけだ。
 久しぶりに血が沸いてきている。
 独立へ向けての再始動日記を連ねていくこととする。おそらくここではなくnoteで。こちらのブログはまとめ的に更新していく予定だ。

自粛が続く中で

 近年は参加するイベントを減らしていたこともあり、ブログに書くことも少なくなった。日常的なことは完全にnoteに移行したため、こちらの更新も止まってしまい、全く死んでいる状態になっている。
 もっとも、開催となったイベント自体ないのだから、他のところも一緒なのかもしれない。

 GW中は上京しなかったため、大坂文庫の執筆者と日々、執筆量を報告し合っていた。筋トレと同様で一緒にやる人が続くもの。完成間近でもあった彼の作品はGW中に書き上がって編集段階へと進んでいる。

 沈黙の間、作品を書いていたが、やっていたことはそれだけではない。
 今年の目標でもある「辞める辞める詐欺」を止めるべく活動の時間ややり方を見直したりした。
 どうしても、ヘロヘロになって帰ってくる帰宅後の活動は大幅に削減し、変わりに朝へとシフトした。早起き必須であるが、朝に活動することに確かな手応えを感じている。とはいえ、問題は結果だ。望む生活を手に入れているかどうか、いい報告ができるように継続していく。

第三十回文学フリマ東京は中止

 第三十回文学フリマ東京は中止となり、久しぶりに書くこのブログも活動報告にも自粛にもならぬ記事となった。予定していた長編とラブコメ論の筆は止まり、最近発行していなかった純文学アンソロジーのほうに力を注いでいる。本来なら東京出発に向けた準備や飲み会の予定をぶちこんだ慌ただしい時期となっていたが、落ち着いた連休を過ごすことになっている。
 開催予定の日は例年通りに早起きして設営でもしている気持ちで過ごそうかなと考えている。誰かがやるだろう。エア文フリ。
 ぽっかりと空いた予定は日々の緊張もなくなって喪失感をおぼえたが、将来につなげることをやる丁度いい機会だからそちらの方をみるようにしている。
 幸いなことに家でずっと過ごすことができる才能を持っていた。会社で多くのおじさん達が苦痛に呻いている中、「何がそんなに苦しいんだ?」と引きこもっている。ただ、おじさん達は掃除の一つでもやってみては、と思わんでもない。
 イベントが中止になって、いつも会う面々と顔を合わせることができないのは残念だけれど、ここを乗り切ってまた次回元気に会えるように努めようとし、「また会える」も必ずではないのだから、一回一回を大切にしようと考えを改めた次第だ。

2020年大坂文庫の活動について

 あけましておめでとうございます。
 旧年中はたいへんお世話になりました。
 今年もよろしくお願いいたします。

 さて、本年の大坂文庫の活動予定は10月の文フリ福岡以外は未定です。
 活動は少し縮小します。
 5月の東京は出店するかどうかまだ検討中です。但し、体は東京に行くつもりでいます。
 というのも懐事情ですね。将来のことを考えるとこれまで以上に金を貯めなければいけないのですが、同人活動をすると出費が嵩むので「今の仕事のまま」では諦めざるをえない状況です。
 現在、転職活動中ですが、思っている生活を手に入れるためには挑戦せざるをえません。そのために頑張っている次第であります。
 それでも電子書籍は出せる!ということで、作品発表はゼロということはありません。
 また、10月の福岡では二冊目となる長編を出すつもりでいます。
 noteのほうで週に一回小説を載せていきますので、そちらの更新も楽しみにしてください。
 こちらは感想と執筆作品や創作についての考え事をアップしていきます。
 不定期更新ですが、楽しみにしていただければ幸いです。

総括2019(はてな)

 年初のメインははてなブログであったが、今は日頃の日記をnoteに書いている。こちらへは本の話と活動を書くようになった。棲み分けができるようになったわけだ。
 2019年を振り返ると、ここで書いた目標はほぼ達成できなかった。
 悲しいことに「辞める辞める詐欺」を続けている。
 なんとか切り詰めて貯金しているものの、執筆活動において「印刷費」の工面が難しくなってしまった。また遠征費の捻出も難しくなった。11月の東京は大坂文庫設立以来、初めて欠席したほどである。
 来年の目標はより具体的に書き込んで、年初から頑張っていく。

読書感想文「 「ついやってしまう」体験のつくりかた 玉樹真一郎著

 著者とお会いしてから五年ほど経つ。それからFacebookで繋がって活躍は目にするものの全く会えていない。その頃、お腹にいた第一子さんはすっかり大きくなっており、今や第二子さんまでいるほどだ。
 お会いした時から執筆にとりかかっていらした本がこの8月に出た。
 Amazonでランキングしているのを見る度、知人として誇らしく思っている。
 さて、本題の『「ついやってしまう」体験のつくりかた』の中身について。
 ゲームのデザインを第1章~終章(第4章)まで説明している。具体例をふまえて説明するので分かり易い。
 第1章 人はなぜ「ついやってしまう」のか

 第2章 人はなぜ「つい夢中になってしまう」のか

 第3章 人はなぜ「つい誰かに言いたくなってしまう」のか

 終章  私たちを突き動かす「体験→感情→記憶」
の構成となっている。
 ここまで読んで、ゲームはどういう考えの下で作られているのか理解がすすむ。ゲームデザインの仕事というのも朧気ながら分かってくる。しかし、「これらを実際の生活で応用できるのか?」というところは分からない。
 その不安に思ったところで、
 巻末1「体験のつくりかた」の使いかた(実践編)である。
 ここまで読んできたら、自分にスッと自分のものとして吸収できるであろう。「なるほど。そういう風に実践すればいいのか」と。著者の子育てでの実践もおさえてほしいところ。
 ゲームの話ばかり読んできたが、ゲームだけに通用するものではない。色々な現場で、様々な場面で活かすことができるものである。
 最後に著者は「何度も読まなくていい」と書いてある。それがなぜなのか、気になる方は読んでみてはいかがか。

読書感想文「吉田の日々赤裸々。」

 今回は現在FF14のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹ファミ通で連載していたコラムのまとめ的な本である。
「いつもやる趣味の話か」と読むのを止めるのを止めたまえ。
 この本からは、スクエアエニックスという大企業が前代未聞の大失敗から成功した話の一端を垣間見ることができる。
 時の流れを整理すると、「旧FF14が立ち上がる」。しかし、色々と不具合があり、現在のFF14からみると30分の1にあたる3万人までプレイ人口が落ちた。これはかつてない失敗であり、FF11で実績を上げていたとされるドジョウ顔の男がクビになったほどである。当時の社長まで謝罪したほどの出来の悪さであった。
 そして、新MMORPGを立ち上げようという機に吉田直樹が首をつっこむというところから、話は始まるのだ。
 前代未聞のオンラインゲームの作り直し。
 今ではすっかり有名人の吉田直樹が悪戦苦闘し、失敗も告白している話。
 ただ「別の業界の話」で片付けられない、「大なたを振ることは何か」というものが詰まっている本。

https://www.amazon.co.jp/dp/4047331546/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_StM1DbRRR990N