読書感想文「ゾラ傑作短篇集 オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家
Kindleの読み放題で光文社の和訳古典シリーズが読める。普通に買うとまあまあイイお値段だ。紙の書籍でも手触りや紙質はとても気持ちいいものだが、大量に読むには手を伸ばしにくい。青空文庫という選択肢もある。しかし、光文社のこのシリーズが読み放題で読めることは、とても助かるし、いいことだと思っている。私的には良質なものを手軽に読めるからだ。
今回は読み終えたゾラ短篇集について。
エミール・ゾラといえば「居酒屋」を知っている人は多いだろう。日本では和訳が少なく、あまり知られていない作家である。私はモーパッサンを読み漁っている内に彼を知ったが、モーパッサンより好きな作家だ。「こんなものを書きたい」「流石ゾラだ」と短篇一つ読み終える度に思う。
ゾラの短篇集自体、日本にはない。この本自体が手に入れやすいけれど貴重なものだ。
また、ゾラについては巻末の解説がとても分かり易いので、そちらを読むと彼への理解も深まるだろう。
私のお薦めは「シャーブル氏の貝」
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