翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

抱負2016

皆様、新年あけましておめでとうございます!
2016年も大坂文庫と上住断靱ならびに大阪軍団をよろしくお願いします。
2015年前半は精神的病でほとんど動けず、本の方も落とすのが二冊出たりと苦境の年でしたが、頒布数を大幅に伸ばしたりと飛躍したところもありました。
それを踏まえた2016年、大坂文庫の抱負は

1、電子書籍発行に力を注ぐ
2、本の頒布数を去年より倍にする
3、提携先との関係をより明確に強固にする

上住個人はたくさんの抱負があるのでここでは割愛させて頂きます。
忙しい一年になるとは思いますが、だからこそ旨い酒が飲めるのであり、毎日が楽しくなるのだと考えています。
私の身長はもう伸びませんが出っ張るお腹を抑えつつ、おおきくなる一年に致します。

第二十一回文学フリマ東京

大坂文庫は第二十一回文学フリマ東京のアー33でブースを構える。
久しぶりに歴史ジャンル復帰となり気合も十分に挑もうと思ったのだが残念なお知らせが二つある。
歴史ジャンルに戻ってきたのに歴史小説新刊を二冊、落としてしまった。
五月の東京開催では出せるように諸々の反省をする。
なので、今回の新刊は純文学アンソロジー「おおきくなる」のみ。

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テーマ「歓喜」について八人の作家が思い思いの作品を書いている。
冒頭の引用は山本清風著「菌 くさびら」から。彼はA-32に鎮座しているはず。「菌 くさびら」も頒布予定らしいので、大坂文庫で本をまとめ買いして財布に余裕があるなら手にとって欲しい一冊。

今回は史文庫~ふひとふみくら~の唐橋さんが主催する「歴史クラスタ覇道スタンプラリーⅡ」にも参戦。
大坂文庫の景品は次回新刊100円引きとなるステッカーor既刊割引となっている。
唐橋さんのブースは隣にあるから3つ訪問してクリアとなるうちの2つをここで消化出来る。
単なる恋愛相談等でも承るので是非ご訪問を。

余談ながら有休が取れたのでアフターも含めて心ゆくまで文フリ東京を楽しむ所存。

第一回文学フリマ福岡 参加告知

大坂文庫は第一回文学フリマ福岡に参加する。

第一回文学フリマ福岡
開催日 2015年10月25日(日)
開催時間 11:00~16:00
会場 都久志会館 4F全室

スペースナンバーはあー05,06。日表造形社(ひなたぞうけいしゃ)と合体配置だ。
日表造形社の社長たる小柳さんはよく働く人で、大坂文庫では珍しいフリーペーパーを置く事が出来る。

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三者三様の自己紹介とプロフィール写真も見ることが出来るので、是非とも手にとって貰いたい。

さて大坂文庫発行は今回既刊本のみ。

https://c.bunfree.net/c/fukuoka01/!/%E3%81%82/6

にて確認を。
尚、野郎である私の手より、美女たる小柳さんから手渡しを貰いたい場合はレジにて申し出るように。

23日(金)に福岡入りし、飲み歩く予定なので大阪軍団と語らいたいという人は上住にまで。

そのレモンを搾るのか

一流と呼ばれる人間はやはり違うと誰もが頷く。

しかし、彼らが全知全能でない事はしばしば忘れがちで、彼らにも弱いところはありその弱い部分を誰かに助けて貰って上手く自分を回している。自分で何でも出来ると思う人はいずれ落ちる阿呆である。

彼らには信頼がある。

だが、底辺なる我らにはない。

そこで諦めるのか否か。

人間の細かい部分は所々に出てくる。

他人のそれを気にするのは器が小さい。

大事なのは相手への気遣いである。

例えば居酒屋で唐揚げが出てレモンが付いていたとしよう、そこで搾って「全員がレモンを搾って欲しいなら」少し信頼が増す。しかし、搾る手前に一言「搾っていいですか?」と聞いてみよう。

レモン好きは「気遣いすぎ」と思うかもしれないが、レモン嫌いがいたなら大いに喜ぶだろう。大事なのはいるかもしれないという考えと、そこにいる全員の様子を観察する。

底辺であっても、その一瞬だけ一流になれる。

一流を目指すならそれを積み重ねることである。

頭を垂れぬ人間に一流の道は拓かれない。

アンソロジー募集のお知らせ その2

大坂文庫、歴史アンソロジー始めます。
倭国合戦記 -日本創世-
第一弾です。
日本の歴史で起こった「戦」をテーマにアンソロジーシリーズを始めます。
この戦は単に戦争だけでなく、外交戦や情報戦、政治等も指しています。

今回、取り上げる時代は神話~平安時代


募集人数10名ほど
〆切り2015年8月31日
A6版 17行×40文字 20ページ程度。
自己紹介200字程度
あとがき400字程度

コメント、メール、DM等、私に分かるものでご連絡ください。

 

・今回から編集が入ります。

電子書籍化も予定しております。
・報酬は完成本一冊
頒布は第二十一回文学フリマ東京を目指しています。

第四回福岡ポエイチ

6月6日(土)7日(日)の第四回福岡ポエイチに参加するべく5日(金)に福岡へ前日入りする。
去年の福岡ポエイチで出会った腕の太い男(ポエイチのゴリラ)と博多で落ち合い、飲んだ。
なまじ、会話よりも書による対話が活弁なものなのか、「蘭鋳」のお陰か錆助(以下ヤノカツさん)(ゴリラ)が二度目とは思えぬほど楽しく話した。
ヤノカツさんは良い友人だが実は同じ干支である。しかし、歳が違う。つまり……。
「蘭鋳」の感想を何度も話しながら、烏龍茶オンリーだった彼に車で宿まで送って頂いた。

6月6日(土)
いよいよ、福岡ポエイチ。
前日に連絡を取った日表造形社の専属売り子、ちゃんみおは酔っ払っていてハイテンションであった。
その予想に反せず彼女はにこやかに10分遅刻してきた。
連れて会場入りし、彼女を椅子に私は窓に腰掛けていた。
そこへ牟礼鯨がやってきて「心に浮かぶ一行を書いて下さい」という。
なんのこっちゃ。
またぞろ、変な事を始めやがったのか。
丁度、日が射して暑かったので「キンキンに冷えたビールが飲みたい」と書いた。頭は飲み会に傾いていた。
ちゃんみおは自身の二日酔いを書き込んでいた。
実はこの「心に浮かぶ一行」14時から行われるパフォーマンスに使うものだったのである。
うつらうつらとしているところにカードを読み上げられ、上住は笑うしかなかった。「うえずみ」と読み上げられたのがまだ救いだったのかもしれない。
一日目終了後は詩誌「二日酔いのモナムール」打ち上げのために公式打ち上げには参加せず、楽しそうに談笑する牟礼鯨とちゃんみおを連れて会場へと向かう。
「ひなた」でにゃんしー、泉由良の二人も合流、最後に佐賀の山奥から引き上げてきた小柳日向も合流した。
そして「眠れない夜を」ゴージャスバージョンを二回も見つつ(パーフェクトバージョンは一週間ほどかかり、牟礼鯨の命にも関わるらしい)、モナムール総選挙の結果を聞いた。
そこから店を追い出されて、イタリアンバーに入った。
そこで森井聖大を待っていたが、彼からの電話に気がつかず数分放置してしまった。
「随分といい加減やねぇ。怒るよ」
「総選挙と戦うには臨機応変にやるしかない」
しかし、小柳日向が迎えに行ったので、森井聖大の怒りは和らいだようだ。
「言いたい事は分かりますけれど、あのブログは滑りましたよ」
「滑ってない」
と、森井聖大とやり取りしつつ、半分ぐらい寝ていた。
森井聖大が攻められていたのと、牟礼鯨が楽しそうだった事が記憶に残っている。
珈琲を飲みに行き、森井聖大にもう一杯行かないかと誘われたが、彼と飲んだ後は毎回吐いているので断った。

6月7日(日)
駆け込んでブースを設営すると、何事もなかったかのように売り始めた。
入り口付近では良い椅子に座った森井聖大が疲れていた。
心配していたヤノカツはペライチではなく、ユーモアと愛に溢れた新刊を用意していたし、お隣の高森さんは完売までいった。
小柳日向が売り子の大坂文庫も去年の倍を頒布した。
懸念していた小柳日向が変な男に絡まれる事件もなく、無事に初二日間参加を終了した……かに見えたが、ここで謝っておかねばならない。帰阪しようかというところで、気がついたのだ。
「ゴミはどこへやった?」
あろうことか冷泉荘にゴミを置いてきてしまった。
慌てて夏野さんに連絡を取る。
夏野さんはゆるやかに返事をくれた。
指定席が総選挙帰りの有象無象で埋まった新幹線にゆられながら明石海峡大橋って見えるんだなとぼんやり思った。
余談だが、夏野さん、文フリ福岡代表、小柳日向と黒ジャケットで印象的だった。

アンソロジー募集のお知らせ その一

大坂文庫 アンソロジー第五弾
タイトル「おおきくなる」
テーマ「歓喜」

〆切り2015年9月15日
A6版 17行×40文字 15ページ程度。
自己紹介200字程度
あとがき400字程度

・今回から編集が入ります。
電子書籍化も予定しております。

・報酬は完成本一冊です。

詩、小説、絵、漫画、表現方法は問いません。
コメントやメール、Twitterの返信等、私に分かるもので連絡下さい。

今回は山本清風「菌」よりタイトルを頂きました。

《私は数年後、ようやく念願の映画を完成するに至った。自主制作ながら。僭越ながらくり返しながら。その映画のなかで、主人公であるところの私がラストシーンに於いて、印象的な一 言を呟く。では、聴いてみよう。
「おおきくなる」》