大坂文庫

個人作家、上住断靱の活動記録

読書感想文「天才はあきらめた」山里亮太

 ずっと前からkindleではオススメ表示となっていた。山里亮太は好きだけれど、芸能人の本を買ったら負けた気がして買っていなかった。そして、彼は結婚、本がますます押されるわけだけれど、ミーハーな気がして、それでも買わなかった。きっかけは本屋での立ち読みで、導入部分で「これは面白いぞ」と思った。そのままレジに走ることはなく、家に帰ってからkindleで購入した。
 彼の失敗もクズっぷりも隠すことなく書いている。
 それでもクヨクヨタイムを減らすことや、はりぼての自信貯金の話を参考にして私はたいへん助けられた。クヨクヨタイムは確かに時間の無駄だ。よく悩む私だが、本当にあの時間だけは無駄だと思う。上手くいく方法を考えるか、取りあえず行動することが大切だ。
 意志が弱いからこそ、行動に繋げる理由を作っていく。逃げの言い訳を作らないなど、彼がここまでこられた要因というのもよく分かる。彼が書いたノートの写真には怒り狂った時の殴り書きもある。「~について考えるのは今日だけだ」とか、負の感情をどうにか自分の燃料にしていく様は、「あーやろうとしてもなかなかできないやつだ」と思ったりした。
 真面目な話ばかりではない。きちんと笑いもとってくる。もっと早く買っておけばよかったと思った一冊だった。読んで終わりではない。最近、旧友たちが不幸に合う中で、より自分の人生を充実させようとしている私には行動の教科書となった。