翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

総括2022

 2022年は予想外のことが夏から多く起きた。きっかけはとある御仁の出版募集ツイートから。そこで一念発起して活動した結果がフリーランスへの道となっている。彼の反応がなければ、私は絶望の底でサラリーマン生活を続けていたかもしれない。今年の感謝は今年の内にと思い、手紙をしたためて彼へ送付した。
 さて、今年は「勤め先を辞めることが決定した」ことが一番の自分ニュースである。
 転職先の企業を探していたのも束の間、約束を守らない会社を自分で蹴ったりと、気は強くもっていた。

 しかし、悟る。
 自分はサラリーマンに向いていないのではないか?
 結局のところ、「折れない」と決めて動きが始めたことは良い方向に働いた。結婚の時も思ったが、勢いと自然の成り行きを感じる。こうなることは必然であったというような感覚だ。
 文学フリマ大阪も無事に10周年を終えて、中止も延期もない唯一の文学フリマとして続けられている。
 ところが、世間はきな臭い状況が続いている。
 日本は経済政策がどの政党もスカタンしか出せず、与党たる自民党が辛うじて滅びを先延ばしにしているだけの状態である。それらを変えていくには革命しかないだろうと一部界隈では聞かれるようになったが、この日本でそれを樹立することはできるのか。歴史の転換期を見ている。
 我々は常に歴史の上を歩いているのだが、どうも他人事のように考えがちだ。そんな私は小さく生きていくつもりである。2023年は自営業としての自分を根無し草の状態から、根が張ったところまで持っていくのが目標かなといったところである。