翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

2月という月

 年度末が近い月ということもあって、この時期に新生活の準備をするという人も多いのではなかろうか。季節柄のせいか妙な焦りを感じる。不安感というか。鬱症状のそれが出ているとは思いたくないが、ここ数日はそれに悩まされている。
 大学に進学する時は、高校に行かなくて済むこの季節に大学からの課題に追われていた。指定校推薦で11月には進学先が決まっていたのだ。
 就職先が決まり、一人暮らしを始めたのもこの季節であった。今も通う勤め先は3月から研修とアルバイトが始まるため、一足先に生活を始めたのだ。布団とPCしかなかったあの頃が懐かしい。
 プロポーズをしたのも2月であった。それから結婚生活に入るまでの準備に追われた。
 そんな感じで人生の節目を迎えた月であるから、慌ただしくないと不安に感じてしまうのかもしれない。
 自分の気持ちを静めるために、何か一つ新年度に向けた準備をしたほうがいいのかもしれない。便利道具を一つでも買ってみようかと思っている。

ダイエット

 筋トレが久しぶりに習慣化しつつある。
 日々の不養生で見事に育った脂肪の塊を燃やすことに決めた。自身の健康と活動量や、もうちょっと見た目に気を遣う自分になりたいこともあって、ちょいちょい忙しくなっては止めていた筋トレを「ちょっとでもやる」ことを心がけている。
 太ったことも悪くはない。
 服のサイズが大きくなったことにより、着られる服が増えた。しかし、これ以上大きくなるとフルオーダーになりかねない。体を絞るには丁度いい頃かなと思ったのもある。
 今は昔、学生時代は草野球をやっていたこともあって、毎日筋トレに素振りと運動をしていた。今となれば考えられない量をこなしていて、柔道の時間に運動部と組んでも推し負けなかったのもわかる。
 流石に過去やっていた量をすれば吐いてしまう。更には筋トレも効率がいい種目が開発されて、短時間で鍛えられるものも増えてきた。
 YoutubeTwitterでそれぞれ動画を見ながらこなしている。
 朝にラジオ体操変わりの10分 これはゆうトレの立ち腹筋。
 夕方は帰宅してから家事を一つこなして独房トレと自分で組んだメニュー40分
 を現在行っている。
 夕方は徐々にセット数を増やす予定だから、最終的には昔のように1時間やるようになるかもしれない。
 食事も変えた。
 朝はプロテインを少量飲んで、運動。その後にコーヒーを飲んでいる。
 昼は外食をしていたのだが、通っていたお店の体制が変わるなど環境が変わったこともあり、外食は行っても週一回とし、ビタミンとプロテインのゼリーを1袋ずつ摂取してから15分ほど外を歩いている。
 その変わり、夕飯は何も気を遣わないでと頼んで、妻が作ってくれたものをしっかり食べている。
 心持ちは「絶対厳守」ではなく、時々お菓子を食べたりすることも自分に許している。まだ健康診断で再検診にひっかかるほどではないし、気長に取り組む余裕を持つのも大切だ。
 まだまだ先は長い。見た目はあまり変わっていないようでも、ベルトの穴が一つ縮まった。
 筋トレでいいのは、体も軽くなることだ。
 不安感が強くでてしんどい時にそのまま座り込まずに活動できる。
 このまま継続して、物書きながらにガッチガチの体になりたいと思っている。

最優先事項

「~すること。よろしい?」て言い方が嫌いだ。少なくとも会社で使うものではないと思う。言われると、とても不快である。それも無意味なことに使われたなら余計だ。
 定年退職した上司がいなくなって以来、半年も経たずして、会社の労働基準法を守る体制は崩壊し、元の小さな北朝鮮に戻った。その中で幅をきかせられるのは、将軍様中心に動けるものだけである。無茶苦茶な論理も通ってしまう。
 先日、追加された「最優先事項」は役員の部屋に稟議を運び入れることであった。
 それ自体は何ら問題はない。ノックして部屋に入れるだけなのだから。全てのことを放っておいて、それを優先しろという指示は「半端ねぇ」と思うけれども。
 問題は言い方である。目ん玉ひんむいて言うほどのことなのか。と思った。私は会社の税金申告書を作っている最中であった。彼は私と歳が倍ほども違うだけで、申告書一つも作られないから他で威張るしかない。いや、威張らなくてもいいのだが。
 馬鹿らしくて、嫌気がさしてしまった。
 トイレに行くのもままならない状態となっている。
 加えて、何かあれば何でも私にくるようになった。幸いなのは、残業がないことぐらいだ。
 なんでもポイポイ仕事を放り込まれる今に、PUIPUIモルカー四話のテディを思い浮かべる。
 ただ嘆いていても仕方がない。来るべき日のために粛々と証拠集めに勤しんでいる。更に学ぶことだ。座りこんでしまいそうになるが、その度に、志半ばで亡くなった人のことを思い出し、動いている。
 退職した上司がどれだけ優秀だったかがよくわかる。
 どんなところで、盾になってくれていたか、どういう風に管理して人を回していたか、状態が悪くなった今だからこそ見えてくるものがある。私は今との対比からそれを読み取り、身につけなければならない。

力量不足

 常々、器用貧乏だなと思うことはあるのだが、それでも全知全能で万能であるわけではなく、苦手なことや力量が足りなかったなと思うことは多々ある。飲んでふてくされることもできるけれど、今は「逃げるな、腰を落ち着けろ。本を買って勉強だ」て出来るからだいぶマシになったのだと思う。
 これが学生時代だと数学だったわけで、「わからない。やめた!」と鉛筆を放りなげていた。もう5分ぐらい机で粘れば理解が進んだというのに。
「わからない」ことを「ある程度できる」までにもっていくのは、エネルギーがいる。好きなことや興味があることなら、そのスピードが速いのは言わずもがな。何事もそうだ。
 最近だと、ゲーム「艦これ」を始めたが、「刀剣乱舞」に似ているんでしょと思っていたが、似て非なるもので全く進まない。ゲームの進行方法が違うのだ。そこで、やーめたって放り出すのは簡単だ。もうちょっと粘って、段々と進められるようになってきた。しかし、時間を取らないという意味ではいいが、もう少しサクサクすすめたいものだなブラウザゲーとちょっと思った。
 このへん弱いなと痛感するできごとがあって、本を買い込んだ。生きているかぎり勉強は一生続く。ただ偉くなって、ふんぞり返りたいわけではなく、こういう生き方をしたいというものがあるので、逃げたい自分を椅子に押し込み動かしている。
 ただ、今すぐ綺麗なマンションで生活したい欲は強い。
 宝くじが当たって欲しいと思うのは、一途に綺麗なマンションに引っ越ししたいからだ。分相応だと神様が当選させてくれないのかもしれない。

やっぱ本を作るのは楽しい

大坂文庫はKindleで新刊を発売した。

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久々に自分が書いた小説ではない本を出版した。
毎度のことながら作業は楽ではなかったが、完成した後に喜んでくれる著者がいることは普段と異なった達成感がある。
今の勤め先が形ある結果を残さないせいなのか、それとも自分の性格なのか分からなくなる時があるものの、やはり本を作ることは楽しい。
電子書籍だけれど、充分に愛でることができる。

今回は学んだことの多い一冊となった。
大坂文庫そのものの改善点もさることながら、自分の編集について、校正という作業について、今後のために反省して活かしていく。
なんだかんだで一番の成果は、私がこの仕事を本当に好きなんだなと感じたことだ。

何をやっているのだろう

 今の勤め先が形あるものを作っている会社ではなく、部署も様々な事務を検討なく放り込んだ場所だけに「ただダラダラと理不尽にお応えして賃金を貰う」ものになっている。昨夏では「支店の棚を作る」作業で社内のおじさんたちが形あるものを作って嬉々としている現場を見た。フラストレーションはそういったところでも溜まっているのかもしれない。
 勤務中にふと思う。

「何をやっているのだろう」

 と。
 時間は有限であるから、勤務中も色々とその後に活かすことをしている。いいことは真似、悪いことは反面教師だ。だから、まだもっているのかもしれない。「ずっとここで過ごす」ことを念頭に働いている職場の人たちが恐らく普通なのだろう。「お前を理解できる人はいない」と言われたことからも、そう思う。
 コンプライアンス遵守を声高に叫びながら、労働基準法を堂々と破る姿勢。法律より、トップのお気持ちが優先される状態。自分がしている仕事以外でも、「この会社は何をやっているのだろう」と思う。そんなことばかりしていたら、いつか報いがくるのに。
 ぐるぐる考えを巡らせて、鬱が再発してしまうのところを防いでいるのは、やることが多いからだ。独立を応援してくれる人や協力してくれる人のお陰で仕事が増えた。多くの人に生かされている。何かしていなければ、とっくにこの世の人ではなくなっていたと思う。毎回、感謝にたどり着きながら、「何をやっているのだろう」は週に一回ぐらいくる。
 我ながらにめんどくさい性格だとは思うだけに、職場で文句を垂れながら、ただ人生を過ごす人たちに少し、憧れる。

あけまして2021

 新年あけましておめでとうございます。
 旧年中はたいへんお世話になりました。
 今年もよろしくお願いします。

 今年はこちらの更新を最低週に一回する予定です。
 noteの褒めてくれるシステムは嬉しいのですが、諸々の問題を鑑み、こちらメインに戻しました。2020年後半に参加しだした諸々の仕事がために、今年は年始からやること盛りだくさんです。息切れしないように頑張っていきます。
 コロナの影響でイベント開催もどうなるか分からない昨今ですが、今年は文学フリマ東京を年二回と文学フリマ福岡に参加するつもりでいます。五月の文学フリマ東京のために、新刊を二冊刊行する予定です。クオリティーを優先して完成を延ばしたので、しっかりとしたものにします。
 さて、今年の目標は

一、ダイエット(10キロ減) だらしなくなった体を引き締める。
              まだ健康診断で引っかかっていないけれども……。

二、サラリー収入より起業関連の収入が上回る

三、家を買うための頭金を貯金

 の三つでいきます。
 貯金はあれども雀の涙。財布のひもを締めていきたいところです。