翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

出雲冒険記 三日目(最終回)

三日目もゆっくり朝食を摂り、ゆっくり出発した。
友人の気遣いもあるが旅が終わってしまうことの寂しさもあった。
宿の人は景気よく見送ってくれ、車を出雲大社へと進める。
腹痛に悩まされながらも出雲大社までは雨であった。この中をトイレまで走るのかと少し暗い気持ちになったが、到着したところ雨はあがった。どうも歓迎されているらしい、と友人と笑った。
出雲大社のトイレは最先端で、シャワートイレで私がきばっている間もありがたい音を流していた。
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友人は縁結び祈願。
私は軽く祈願した縁結びが成就したので、その御礼に木札を返しにきた。お礼参りをしながら、厚かましくも新しい祈願をし、新しい木札を買った。
参拝中は雨も降らず、気持ちよく回ることができた。

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因幡の白ウサギが並んでいるところもあった。
うさぎ年の私たちには縁深きものでもある。
車に乗った時には再び雨が降り出した。これには何かを感じられずにはいられなかった。

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次に行ったのは「水木しげるロード」である。
数年前、仕事で行ったときはバスの車内から見ただけであった。実際に行ってみると見応えはたっぷりある。
三連休の最後だけあって親子連れで混んでいた。駐車場を見つけるのに30分かかってしまい、予定は崩れた。しかし、想定外のことはつきものだ。私たちは存分に楽しむことにした。
水木しげる記念館の妖怪展示は子供がギャン泣きしていたけれど、出口にあたる下の写真付近では泣き止んでいた。

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トイレ案内も面白かったので、撮った。
この後、お土産物センターによって帰阪するが、そこで雨が降り始める。
別れの涙だ。
「泣かないで」
言いながら出雲を後にした。ここからまた長い運転が始まる。
一回の休憩を挟んで無事に帰阪。文フリ大阪後のリフレッシュとしては十分だろう。
ニューミュンヘンでビールとソーセージをつつきながら、清算と反省会をした。
今回もいい旅であった。妻が勝手を許してくれたこともある。いずれ出雲には妻も連れて行きたいとか、他にも色々思いながら私の夏休みは終わった。

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