大坂文庫

個人作家、上住断靱の活動記録

高校時代の話

私は頑なに「いじめられていない」と否定していた。
今となっては、いじめられていたと思う。しかし、色々な人に否定されたので、いじめられていたと認め、その上で性格がゆがんでいたと思うのだ。
かつての私は格闘技経験者と草野球のために筋トレしていたこともあり、それなりに頑丈であった。だから、私が気に入らない人間は「柔道」の時間に容赦なく締め上げていたのだ。
投げるだけでは我慢ならず、容赦なく「オェッ」と涙目になる絞め技をしていたのである。しかし、それは爽快であった。私に偉そうにしている人間が涙目で救いのギブをするのだ。そんなことが出来るいじめられっ子は少ないが、私にはそれができた。それが私の幸せだ。
「こいつは真の底まで弱いクソ野郎であるのに、日常ではそれを取り繕っている」
このことから私が学んだのは次の二点だ。
・筋肉は裏切らない
・人間は身勝手である
後者に関しては小説の題材となっている。
クソ人間はその行いに対していつかは報いを受ける時がくるのだ。
だからこそ、いじめられて苦しんでいる人を見ると、とても苦しくなる。今の私では、その悪を絞めることも出来ないのだ。