大坂文庫

個人作家、上住断靱の活動記録

味噌汁すら満足に作れぬ中で

今日はあなご丼を作る約束をしていたからアナゴを買いに行った。本当は昨日に作る約束をしていたのだが、他の考え事をしていて忘れてしまった。今日は同じ失敗はできないとフラフラと歩く老婆をかきわけかきわけ、タイムセールのアナゴを買った。
焼いてあるアナゴを買ったのだが、もうタレもついていた。
これでは切ってチンするだけだ。作るもへったくれもない。しかし、よく見なかった私が悪いのだ。急いては事をし損じるとはよく言ったものだ。
帰宅すると、妻はもう炊飯器のスイッチを押していた。
アナゴは切ってチンするだけだと話すと、味噌汁を作ることを提案してくれた。
ググったがいまいちよく分からない。うちの味噌汁は出汁が入っていないが、検索して見ていたのは出汁入りのやつだ。妻にツッコミを入れられながら、味見を繰り返し、どうにか味噌汁を作った。
カットわかめを入れる時、やけに緊張する。
昔、何かのマンガで読んだ増えるわかめの恐怖が頭を過ぎるからだ。
試しに指で二掴み分を入れてみたが、それで丁度良かった。
「写真、撮らないの?」
と聞かれたが今日はあなご丼を作るつもりだった。しかし、切ってチンだ。味噌汁は作ったものの、メインではない。
味噌汁はまた、材料を買って狙った味噌汁を作った時に写真を撮る。

本について「表紙買いしたくなる表紙となんだろう」と考えることがあり、考えは巡って、味噌汁を満足に作れぬ私がイベント運営をうんとこやっていることまで至って笑った。考えるより手を動かすことであり、上を見て落ち込んでいる場合ではない。