大坂文庫

個人作家、上住断靱の活動記録

羨ましく思ったこと

たまたま相談されたことと、ゲラとして届いた某業界紙を読んだ、この二件に思ったことである。
「この力量で飯が食えていいなぁ」と羨ましく思った。
相談されたことは「この文章が何かいまいち」ときたので、読みにくい部分や繰り返しになっているところを直して相談者に渡した。明るいインタビュー記事であるのに、暗い部分ばかりが強調されていた。もう一回直そうかなと思っていたが、相談者は一回の直しで満足したという。私が直さなければ、あれがそのまま記事になっていたのかと思うと、仕事としての「ライターとは?」を考えさせられた。
もう一件はベテランが書いたもので、ゲラとしても酷いものであった。文章の最後に「。」すらなかった。それで飯が食えているのである。
私は未だ小遣い稼ぎしか出来ていない。
正社員としてモノを書いて飯を食っている人のスキルは当然、ピンからキリまであると思っていたが、これほどとは思わなかった。「ドン」と名刺を渡されても、「へぇ」という反応になるぐらい、考えを改めた。