大坂文庫

個人作家、上住断靱の活動記録

千日前の肉八閉店

何事にも終わりがある。
先日、友人と弟の三人で谷町の肉八で焼き肉を食べていた。弟と年末、行こうとしていた焼き肉がどこも満員だったことのリベンジである。
そこで、千日前の肉八が閉まることを知った。諸々の理由があり、店長の体調も悪いことも重なっての閉店らしい。
私が幹事となり焼き肉屋に行くときは必ずといっていいほど千日前の肉八だった。谷町が出来てからは近いこともあって、そっちに行くようになったが。炭火焼きの店で、内装はそれなりに雰囲気があるものの、騒がしくない。穴場で旨い焼き肉屋であった。友人や職場で仲のいい人たちを連れて行ったものである。
焼き肉を食べているところで「明日閉店」と聞いたもので、こちらにも財布に余裕がない。残念ながら最後に無愛想な店長の顔を見ることは出来なかった。
終わりというものはいつも突然くる。
終わらせる側は多くのプロセスを経ているのだが、聞く側はそうではない。ずっとあるというものはない。だからこそ機会がある時は逃していけないのだ。
私も永遠に作品を書けるわけではない。金がなければ本を印刷もできない。だからこれを読んだあなたは私の本を買って、私を作家として延命させるべきである。