大坂文庫

個人作家、上住断靱の活動記録

第四回福岡ポエイチ

6月6日(土)7日(日)の第四回福岡ポエイチに参加するべく5日(金)に福岡へ前日入りする。
去年の福岡ポエイチで出会った腕の太い男(ポエイチのゴリラ)と博多で落ち合い、飲んだ。
なまじ、会話よりも書による対話が活弁なものなのか、「蘭鋳」のお陰か錆助(以下ヤノカツさん)(ゴリラ)が二度目とは思えぬほど楽しく話した。
ヤノカツさんは良い友人だが実は同じ干支である。しかし、歳が違う。つまり……。
「蘭鋳」の感想を何度も話しながら、烏龍茶オンリーだった彼に車で宿まで送って頂いた。

6月6日(土)
いよいよ、福岡ポエイチ。
前日に連絡を取った日表造形社の専属売り子、ちゃんみおは酔っ払っていてハイテンションであった。
その予想に反せず彼女はにこやかに10分遅刻してきた。
連れて会場入りし、彼女を椅子に私は窓に腰掛けていた。
そこへ牟礼鯨がやってきて「心に浮かぶ一行を書いて下さい」という。
なんのこっちゃ。
またぞろ、変な事を始めやがったのか。
丁度、日が射して暑かったので「キンキンに冷えたビールが飲みたい」と書いた。頭は飲み会に傾いていた。
ちゃんみおは自身の二日酔いを書き込んでいた。
実はこの「心に浮かぶ一行」14時から行われるパフォーマンスに使うものだったのである。
うつらうつらとしているところにカードを読み上げられ、上住は笑うしかなかった。「うえずみ」と読み上げられたのがまだ救いだったのかもしれない。
一日目終了後は詩誌「二日酔いのモナムール」打ち上げのために公式打ち上げには参加せず、楽しそうに談笑する牟礼鯨とちゃんみおを連れて会場へと向かう。
「ひなた」でにゃんしー、泉由良の二人も合流、最後に佐賀の山奥から引き上げてきた小柳日向も合流した。
そして「眠れない夜を」ゴージャスバージョンを二回も見つつ(パーフェクトバージョンは一週間ほどかかり、牟礼鯨の命にも関わるらしい)、モナムール総選挙の結果を聞いた。
そこから店を追い出されて、イタリアンバーに入った。
そこで森井聖大を待っていたが、彼からの電話に気がつかず数分放置してしまった。
「随分といい加減やねぇ。怒るよ」
「総選挙と戦うには臨機応変にやるしかない」
しかし、小柳日向が迎えに行ったので、森井聖大の怒りは和らいだようだ。
「言いたい事は分かりますけれど、あのブログは滑りましたよ」
「滑ってない」
と、森井聖大とやり取りしつつ、半分ぐらい寝ていた。
森井聖大が攻められていたのと、牟礼鯨が楽しそうだった事が記憶に残っている。
珈琲を飲みに行き、森井聖大にもう一杯行かないかと誘われたが、彼と飲んだ後は毎回吐いているので断った。

6月7日(日)
駆け込んでブースを設営すると、何事もなかったかのように売り始めた。
入り口付近では良い椅子に座った森井聖大が疲れていた。
心配していたヤノカツはペライチではなく、ユーモアと愛に溢れた新刊を用意していたし、お隣の高森さんは完売までいった。
小柳日向が売り子の大坂文庫も去年の倍を頒布した。
懸念していた小柳日向が変な男に絡まれる事件もなく、無事に初二日間参加を終了した……かに見えたが、ここで謝っておかねばならない。帰阪しようかというところで、気がついたのだ。
「ゴミはどこへやった?」
あろうことか冷泉荘にゴミを置いてきてしまった。
慌てて夏野さんに連絡を取る。
夏野さんはゆるやかに返事をくれた。
指定席が総選挙帰りの有象無象で埋まった新幹線にゆられながら明石海峡大橋って見えるんだなとぼんやり思った。
余談だが、夏野さん、文フリ福岡代表、小柳日向と黒ジャケットで印象的だった。