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大坂文庫

個人作家、上住断靱の活動記録

突撃!フーターズ!!

昨年、第十九回文学フリマ開始直前三時間前に失恋した私はそれを洗い流していなかった。
言うなれば我々はフラれた同士であったのだ。

フラれトリオだ。
ヘラヘラと笑っている場合ではない。これは怒るべき事である。
回春しなければならない。
失われた青春を取り戻すべく十万ボルトの衝撃が必要だった。

季節柄うるうるしているわけではない。
心を洗わなければならない、花粉で痒い目を洗わなければならない、鬱屈した気分をその谷間に放るべく我々はフーターズに乗り 込んだ。日本に四軒しかない。大阪では唯一一軒のそこへである。
婚活サクラ馬鹿女や過去を反省しない馬鹿女をディスって次へ行く儀式が必要だったのだ。
思い出というそんなもの何の価値もないと洗い流す事が男にとっては重要なのだ。
飲んで踊って全てを忘れた。
我らを振った女が馬鹿なのだ。
揺れる馬鹿を見て、そう馬鹿野郎は思った。
また次へ行こう。

全て煙で消した。
それが青春で、過去の女に最も気楽な道である。