大坂文庫

個人作家、上住断靱の活動記録

早めの夏休み

今年は結婚休暇が夏休みと別に取れるということで、連休のない六月に早めの夏休みを取得した。元いた谷町の家を片付けなければならないことと、仕事に厭気がさしていたこともあって、夏休みは忙しくもダラダラ過ごしている。ダラダラさせて頂いているという…

君はこれからだから

タイトルは会社でよく聞く言葉だ。君はこの会社にずっといてキャリアを積み上げていくんだろうという無責任なおせっかいである。ここで今、定年まで勤めた、勤め上げるであろう自分の生き方を語るための枕言葉だ。車のハンドルを握っていなければ眠りたい話…

森井聖大改名す

どうでもいい話である。むしろ愚痴である。 私が言う「文学フリマのドンキホーテ」こと森井聖大が2017年を機に筆名を変えた。それが四月馬鹿かどうかはおいて、田舎に引っ込んでわかばばかり吸っていると人間、こうも耄碌するのかと呆れるばかりだ。だが、彼…

金柑

行きつけのバーにジンベースの金柑酒が出ていた。隣に陣取っていた中年の女が私を田舎者呼ばわりして「大阪で金柑は買う物よ」と宣った。私が人生で初めて金柑を口にしたのは亡き祖父がよく潜った山に同行した折に「もいで皮だけ食え」と言ったから、金柑を…

書き上がらない日々

ここのところ作品を書き上げられていない。と、言う以上は久々に書き上げられたわけだが、私が思う書き上がらない理由は三つある。 一、プロットが甘い。甘くて筆が止まってしまう 二、いいものを求めすぎている。まず書き上げればいいのに、途中で見直しに…

セールス真理の扉

「お前何もやってへんやんけ」 血走った眼で新しい上司が放つ。上に立つ者として絶対に言ってはいけないワードだ。私がこれを口にしたら大阪軍団の気の良い連中は槍を持って私を穴だらけのレンコンにするだろう。丁寧に縦穴で。彼の世界ではセールスとはお願…

私の京都文フリ前夜

第一回文学フリマ京都が22日(日)に開催となる。あの時私と握手した人たちが出てくれているのだろうか、出ていたなら京都代表にも握手したりするのだろうか、五年経つという感慨深さも相まって振り返る次第である。あれから私は成長したのだろうか。Sから…

三十路になる年

総括2016年もままならぬ内に年が明けた。昨年は活動十周年という節目を迎えながら、実に書いていない年となった。勿論、活動はしていてそれなりに成果は上げているつもりだ。しかし、応援してくれている方からは「まだか」と催促されたり説教されたりする事…

拙作「褌我来也」をKindle化

日本史Dに寄稿した短編「褌我来也」をKindle化。発売開始。 Amazon CAPTCHA 知っている人の中にはあれ、何か言ってたあの本とかは?という意見もあるだろう。それはもうちょっと待って欲しい。それまでは短編を味わって欲しい。コメディタッチで読みやすい一…

いー12は第二回文学フリマ福岡で訪れるべきブース

大坂文庫は第二回文学フリマ福岡にい-12で参加する。今回も作務衣を着て、陣羽織を用意し気合は十分であるのだが、在庫が少ない。即ち、早くに訪れなければ完売御礼をすぐになってしまうような状況なのである。付け加えると増刷する財力もなかったが為に…

ピエール研修する

ピエールはその髪型が芸をする時のタムケンに似たデブだ。声はガラガラ、動きは何かの芸人に似ている。彼の事を私は馬鹿にしていた。その仕事から「なんでこんな奴を雇ったのだ」とずっと思っていたのである。今日まで彼の役職も名前も知らなかった。私の中…

当たると来るメール

週に一回、BIGを購入している。スポーツ振興くじのアレである。自動購入なので毎回「買いますよ」「買いましたよ」というお知らせメールは来ていた。当選結果については、毎週ドキドキするのも心臓に悪いから当選した時だけ通知が来るようにしている。先日、…

ナワバリ

ブログ記事がほぼ告知しかない。たまに掌編を上げたりもするが、それも不定期。更新されないブログは碑文であり、気紛れで訪れた人にしか読まれない。思った事はすぐ様Twitterで吐くのでブログネタも溜まらない。他で公のものを更新するせいか億劫になり全て…

第五回福岡ポエイチ 頒布物一覧

来る6月18日(土)6月19日(日)冷泉荘ミュージアムにて開催される「第五回福岡ポエイチ」に大坂文庫は二日とも参加する。 遠征に遠征を重ね、在庫が少なくなり売り切れた物もあるので、初版が欲しい人は悩まず財布の紐を解いて欲しい。 以下、頒布物…

募集:第二回文学フリマ金沢前日観光

第二回文学フリマ金沢前夜観光同行メンバー募集のお知らせ現在、上住断靱、青砥十の二名 以下行程。順不同金沢駅13時集合、そっからレンタカードライブ観光。車返却後飲みに行くけれど、行くのは自由。 ・泉鏡花記念館(金沢城公園の北)・21世紀美術館(兼…

テーマ「悲憤」純文学アンソロジー執筆者募集のお知らせ

人は皆我が身可愛さに悲しみ憤る。 それが他者によってか、自業自得か別にして。 大坂文庫純文学アンソロジーシリーズ第六弾 テーマ「悲憤」 の執筆陣を募集します。 募集人数10名ほど〆切り2016年9月30日A6版 17行×40文字 20ページ程度。自己紹介200字程度…

第二十二回文学フリマ東京報告

当日、無事に起床して設営から参加した。 いつもの第二展示場と違い、だだっ広く往復に時間がかかった。イベント的に良かったが、設営は思ったより疲れた。バミる作業は立ったり座ったりで運動不足を痛感する。無事に設営が終わると一杯飲みに行きたくなる気…

東京滞在記

平成28年4月28日(木) 会社から転がり出ると、急いで帰宅。 手伝いに来てくれた母が焼いてくれた焼き肉を食べ、東京へと向かった。 仕事上、何が起こるか分からないので新幹線は予約なし。それでも座れる自信は何故かあった。結果として何ら問題なく座…

第二十二回文学フリマ東京で上住と握手

来る五月一日、第二十二回文学フリマ東京が流通センターにて開催。 今回はいつもの第二展示場ではなく、第一展示場で上がったり下りたりもなくスカートの裾を気にするまでもない広々としたワンフロワー。 大坂文庫はアー39でブースを構える。純文学の新刊は…

クリエイターが作った物を売るために営業して回るのは需要があるのか

つい先日のことである。 作品を売りたいという方に出会った。 私は私で私の本を買うなりサービスを買ってくれる人を探していたわけだが、あちこちに顔を出していると、結構こういう人に出会う。 それまでは「協力出来たらいいですね」なんて簡単な相槌をうっ…

福岡ポエイチによせて

今年も福岡ポエイチは二日間参加する。 開催日時は下記の通り。 2016年6月18日(土)-19日(日)【開催時間】13:00~18:00【場所】リノベーションミュージアム冷泉荘 毎回行われている詩人によるパフォーマンスは今回、別会場でやるらしい。即ち、本を売る側で…

灰皿掃除

勤め先の代表者による年頭挨拶は政策に期待しながらそれに応えていくというものであった。あとは「気合」の二文字で要約できる簡単なものである。いわば責任を国のせいにして、動くのは自分より下の人間で「俺は知らん」ということだ。居酒屋でくだを巻く一…

歴史アンソロジー募集のお知らせ(改めて)

大坂文庫、歴史アンソロジー始めます。倭国合戦記 -日本創世-第一弾です。日本の歴史で起こった「戦」をテーマにアンソロジーシリーズを始めます。この戦は単に軍隊同士による戦争だけでなく、外交戦や情報戦、政治等も指しています。前回、募集より応募原稿…

抱負2016

皆様、新年あけましておめでとうございます!2016年も大坂文庫と上住断靱ならびに大阪軍団をよろしくお願いします。2015年前半は精神的病でほとんど動けず、本の方も落とすのが二冊出たりと苦境の年でしたが、頒布数を大幅に伸ばしたりと飛躍したところもあ…

第二十一回文学フリマ東京

大坂文庫は第二十一回文学フリマ東京のアー33でブースを構える。久しぶりに歴史ジャンル復帰となり気合も十分に挑もうと思ったのだが残念なお知らせが二つある。歴史ジャンルに戻ってきたのに歴史小説新刊を二冊、落としてしまった。五月の東京開催では出せ…

第一回文学フリマ福岡 参加告知

大坂文庫は第一回文学フリマ福岡に参加する。 第一回文学フリマ福岡開催日 2015年10月25日(日)開催時間 11:00~16:00会場 都久志会館 4F全室 スペースナンバーはあー05,06。日表造形社(ひなたぞうけいしゃ)と合体配置だ。日表造形社の社長たる小柳…

そのレモンを搾るのか

一流と呼ばれる人間はやはり違うと誰もが頷く。 しかし、彼らが全知全能でない事はしばしば忘れがちで、彼らにも弱いところはありその弱い部分を誰かに助けて貰って上手く自分を回している。自分で何でも出来ると思う人はいずれ落ちる阿呆である。 彼らには…

アンソロジー募集のお知らせ その2

大坂文庫、歴史アンソロジー始めます。倭国合戦記 -日本創世-第一弾です。日本の歴史で起こった「戦」をテーマにアンソロジーシリーズを始めます。この戦は単に戦争だけでなく、外交戦や情報戦、政治等も指しています。 今回、取り上げる時代は神話~平安時…

第四回福岡ポエイチ

6月6日(土)7日(日)の第四回福岡ポエイチに参加するべく5日(金)に福岡へ前日入りする。去年の福岡ポエイチで出会った腕の太い男(ポエイチのゴリラ)と博多で落ち合い、飲んだ。なまじ、会話よりも書による対話が活弁なものなのか、「蘭鋳」のお陰…

アンソロジー募集のお知らせ その一

大坂文庫 アンソロジー第五弾タイトル「おおきくなる」テーマ「歓喜」 〆切り2015年9月15日A6版 17行×40文字 15ページ程度。自己紹介200字程度あとがき400字程度 ・今回から編集が入ります。・電子書籍化も予定しております。 ・報酬は完成本一冊です。 詩、…

第四回福岡ポエイチ参加

毎年、参加するようになった福岡ポエイチhttp://poeiti.yu-nagi.com/に今年は二日連続で参加する。6月6日(土)と6月7日(日)二日ともa-08大坂文庫ブースで鎮座予定。大坂文庫の新刊はないけれど、日表造形社企画詩誌「二日酔いのモナムール」をブース…

第二十回文学フリマ東京

5月3日、前日入りで東京に入る。今回、考えていた事は妥協したくないと、ギリギリまで準備をしていた故に新幹線に間に合うかどうかの時間で出だしからハラハラした。宿に着けば「日が違う」と言われ、取り直しをする羽目に合い時間がかかった。なんの因縁…

第二十回文学フリマ東京 新刊告知と改めて参加宣言

来る5月4日(月)東京流通センターで記念すべき第二十回文学フリマ東京が開催される。因みに今回から「東京」の文字が入り、百都市構想に向けた意志を窺える。さて、大坂文庫は今回も大阪軍団を率いてA-03に鎮座する。 大坂文庫@第二十回文学フリマ東京(ブ…

第二十回文フリ東京で初めての

5月4日(月) 東京流通センターで開催の第二十回文学フリマ東京に大坂文庫は参加する。 今回は、ジャンルを純文学に戻し、久しぶりに階下へと陣取った。 場所はA-03。 前回がアー03だったので03という数字は大坂文庫にとって縁が深いものなのかもしれない。…

だが、なんのために?表紙発表

五月文学フリマ東京で発売予定のアンソロジー第三弾「だが、なんのために?」 (テーマ「懊悩」) の表紙が出来上がったのでここに発表する。 中の作品名と作家発表は後日する。中身の自信は勿論ある。しかし、本を「総合芸術」と考える私は表紙にも力を入れ…

そしてMになる。

どうしてこうなってしまったのか。振り返っても積み重ねてきた業によりそれは深まっている。確かに私はSだった。それはもうずっとそうだし、これからも変わらないなんて勝手な自身を己に持っていた。気がつかないのではない。気がつかないフリをしていた。ネ…

突撃!フーターズ!!

昨年、第十九回文学フリマ開始直前三時間前に失恋した私はそれを洗い流していなかった。言うなれば我々はフラれた同士であったのだ。 フラれトリオだ。ヘラヘラと笑っている場合ではない。これは怒るべき事である。回春しなければならない。失われた青春を取…

第一回文学フリマ金沢に参加予定

2015年4月19日(日)11:00~16:30ITビジネスプラザ武蔵5F・6Fにて開催の第一回文学フリマ金沢に参加する。ブース番号は「いー10」http://t.co/IxpP6w3DkJ今回は歴史ジャンルを裏切り純文学で応募した。新刊が出せなくて比率が歴史より勝った為で特に誰か…

さらば

手術室に向かう母の足取りはよたよたとしている。珍しく緊張しているようだ。父は頻りに「頑張って」と声をかける。私は物書きなのに、気の利いた言葉が見つからず黙って母を見送っていた。しかし、そこは母である。突如として振り向き、無言で手を振った。…

積年の清算

我が足の親指は両方とも爪が食い込んでいる。所謂巻き爪である。いつでも切り揃えているが、どの女よりも付き合いが長い。 痛くなれば深く切り、平面なる爪が生まれる事を望んだが、要望は通らずいつも肉に突き刺さっていた。「治して貰えば?」という事で休…

ふんどし

もしも貴殿が日本男児の平均身長、若しくはそれより上であるならば理解出来ない悩みがある。背が低い男にとってはその悩みは永遠でクールビズ期間でないこの時期ならばほとんど毎日苦労している。休日を除いては苦労しない日などないのである。何か。ネクタ…

書き初め

新年あけましておめでとうございます。 旧年中はたいへんお世話になりました。 今年もよろしくお願い致します。 さて、今日は書き初めと称して簡単な小説を書きました。正月に似つかわしくない暗い内容となっておりますが、アップ致します。 忍者ものではな…

次回企画のお知らせ

人は生きている限り、決してそれから逃れる事は出来ない。胃に穴が空くような経験を誰もがしてきたはずだ。まだないというのならこれから――。 大坂文庫第四弾アンソロジー企画テーマは「懊悩」です。 タイトルは「だが、何のために?」 第二十回文学フリマ東…

第十九回文学フリマに参加してきた。

11月24日(日)東京流通センターで開催された第十九回文学フリマに参加してきた。 今回も参加ジャンルは「歴史・古典」。 設営を手伝い、受け取ったカタログを見ると日本地図にパンダが三つあった。文学フリマが地方拡散していくと物語っていた。今後、この…

見上げた男~序~

第十九回文学フリマにて頒布予定 「見上げた男」 テーマ「虚勢」のアンソロジーに掲載予定のオープニング小説。 「見上げた男序」 今でも「ゲジゲジ」といじられる太い眉を掻きながら憤慨する。 何故彼らは阿呆なのか。 何故、あの阿呆共は生き続けるのに俺…

上住死して、なでしこのうどんを残す

かつて織田作之助は自由軒のカレーを残した。 大阪で物を書く上住は何を残すか。特筆すべきは「純愛うどん なでしこ」である。なでしこの大将はうどんキチガイだからだ。 「うどんキチガイ」と書くと、誤解が生まれるかもしれない。 彼は休みの日に息子の面…

半沢直樹とのつきあい方

大阪ミナミは上住の庭である。 若気の至りで西成の路上で昏倒した事もあれば、喫茶青山にいる美人店長を追いかけた事もあった。 そのミナミで会社を辞めた同期と一年ぶりに会う。 たまたま予定がなかった他同期も会し、「飲み屋は任せる」と言われ、先頭をプ…

六十年前の創作同人

熱中症気味で胃からこみ上げてくるものを我慢し悶えていると上司から「定期預金を取って来い」と催促の電話が入る。 私は「はいはい、わかりやした」と適当な返事をして少しでも助けてくれそうな客を数軒あたった。こういう時の金融マンは「十万円でもいいか…

はてな始めました。

アメブロも残しながら、新たにはてなも利用開始。 書く内容はほとんど一緒の予定だが、こちらは創作寄りの話になると思う。