翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

最近は漫画

最近は家で小説を読む数が減っている。そういう時期らしい。そうしている内に各地のイベントで買った同人誌が積みあがっていくのだが、こればかりは仕方がない。そういう時にシフトするのを待つだけだ。
kindleは常におススメ商品が出てくる。流石にこれは面白くないだろ、と思って買うとおススメだけあって、見事にはまって全巻買いしてしまう。それで読みふけって一夜明かすこともままある。
または、Twitterで紹介されていた漫画に興味をもって、kindleで販売されていれば読んだりもする。
先週は「天は赤い河のほとり」を全部読んだ。二日酔いの土曜日はすべてこれに消化された。家を出ずして、全部そろえてすぐに読める時代だ。なんとも恐ろしい。ただ、そのまま生きていれば出会えなかったであろう作品たちを読み漁れるのは何とも幸せなことである。
今年はコミックスも完結する漫画が多い。
闇金ウシジマくんハイスコアガールも終わってしまう。
完結は一種の喪失感があるけれど、完結していることのありがたさも感じる。
財布のひもを縛らなければ、諸々の活動に滞りが出てしまうのに、この欲求にはなかなかあらがえない。

五周年

友人の会社が五周年で周年記念の飲み会があった。
グラブルと同い年だね」という妻のネタをそのまま使用して、ウケをとりつつも、久しぶりに会う社員さんたちと会話して、日付が変わるまで飲んだ。吐くほどまではいかなかったが、次の日はダウンしていた。
顔を出すと、紹介は作家となっており、それだけで飯を食っているわけではないから、むず痒く感じるところはある。ただまあ、最近は「得体の知れない奴」とよく思われるから、その紹介で納得する人が多いからそれでいいのかもしれない。
ただ飲んで帰るわけではない。
色々と話をしたり、大坂文庫の宣伝も兼ねている。
銀行の話をあまり聞かれなくなったのは、面白いなと思った。友人も会社を起こして頑張っている。私もだいぶと遅れている組だが、頑張ろうと思った。

段取り

今いる部署は仕事開始時間と終了時間は毎日同じである。半分役所みたいだが、労務を扱うだけに残業は許されない。故に時間内で如何に効率良く仕事を終わらせ、きちんと帰られるかが大事になる。
ところが、今日はトップが急遽ダウンし、副ボスが取りまとめとなった。
あっちに行ったりこっちに行ったり、段取りが悪い。朝礼で皆に呼びかけたことをやる際には発信元であるのにいなかった。
あげく、帰りはいつになったらパソコンの電源を落とすのかと、点けたままにしている。見かねた一人は「用事があるから」と言って先に帰った。それを見て「難儀な人やな」という感想を呟く副ボスに片付けを促すのに難儀した。
体調が悪化した一日だったが、以前のように憎しみはわかない。ぶつけたほうがいい時もあるが、こう思うのだ。自分もこんな時があるかもしれないな、と。

大坂文庫メンバー募集

とうとう一人でやることに限界を感じたので、一緒に活動するメンバーを募集する。
外部で協力して頂いている方も多くいるが、やはりそれだけではまかなえないところもあるのだ。
ジャンルも特に問わない。老若男女問わず、経験も問わないが、来る者拒まずではないので、一応直接会うなりメールをやりとりするなどして決定する。主に情熱を見る感じになると思う。
希望者はコメント欄か連絡先を知っている方はそちらを使って上住断靱までお願いする。
ふわっとした募集になるのはそこまで切羽詰まっていないせいだろうか。

募集要項

年齢 不問

性別 不問

ジャンル 不問

経験 不問

コメント欄か連絡先を知っている方はそちらまで。
一緒にうまくやっていきそうだったらOKします。

左目の出血

先週末から左目が出血して真っ赤になっていた。今は落ち着いてきて、イイ言い方をすると「控えめなオッドアイ」になっている。
花粉症で目をこすりすぎたのだろうか。
ところが、だ。
この目を誰にも指摘されていない。
最早、この目の症状は気のせいか幻覚なのではないかと思えてきた。確かに眼鏡をかけて、離れていると、「黒目が大きいな」ぐらいな感じにも見える。
それとも、誰も私の目なぞ見ていないのだろうか。
気遣って言わないでいてくれているのか。
眉間の傷には数人に気がつかれたのに、とても不思議だ。
取り敢えず、これ以上酷くならないように花粉症で目が痒くても、必死で堪えている。

第一回 文学フリマ広島 報告

23日の夕方に広島入りし、24日の第一回文学フリマ広島に参加してきた。今回の大坂文庫出店はなし。スタッフとして一日会場で働いていた。
23日は出た時間も遅かったため、観光をしていない。計画していた車の旅も人が揃わなかったために断念した。来年は妻を連れてドライブしたいなと思っている。
蓋を開ければ当日スタッフは十分な数で「出店しても良かったかな」とちょっと思った。
前日、21時で飲み会を切り上げたものの、読書を始めてしまい、結局布団に入ったのは1時だった。
幸い恒例の悪夢を見ることはなく、4時に目覚めた。
朝の広島市内を見下ろしながら、支度をして6時までぐだぐだする。歩くと30分ぐらいかかる距離だが、なぜか路面電車に乗る気がしなくて結局歩いて行くことにした。ホテルのモーニングは思っていたよりちゃんとしたバイキングで、昨日多く見かけた外国人はまだ夢の中らしかった。
到着すれば今日は五月人形の販売と国家試験もあるらしく、各所事務局スタッフが集まった気楽な四人組を受験生だと思って話しかけてくる丁寧な係員さんまでいた。
そうこうしているうちに人が集まって、鍵が開いた瞬間に会場へ入る。いよいよ始まったのだ。
会場は広めだけれど、私の声が通るぐらいだった。
設営も早くに終わり、出店者入場も早くに開始した。
そして、広島代表の挨拶が終わって、開場となった後の私は、立ちっぱなしだったせいかばてた。
本部で少し休憩すると、巡回がてらに何冊か購入した。もっと買いたかったが、給料日前で懐が寒かったのだ。
会も無事に終わり、様々な反省点があるだろうけれど、ここに書くべきものでもないので割愛する。
面白い話も多々あるのだが、あと十年以上しなければ書けないようなことがほとんどだ。淡々としたけれど、楽しんできたことは間違いない。
毎回、スタッフ仕事をすると温泉に行きたくなる。体が痛くなるからだ。
関西組で一緒に帰ったために、予定通り広島を出た。
「明日は仕事か……」嘆息しながら大阪に帰った。

明日は第一回文学フリマ広島

明日は天皇陛下在位三十年記念式典が東京で行われ、国旗の掲揚をするところも多い。そうした祝いムードの中、第一回文学フリマ広島が開催となる。何かパワーがあるような気がしなくもない。
広島については、祖父がかつてこの地にいたということもあり、開催が決まった時点から応援することを決めていた。
物心ついた時に、結婚の足かせになるかもしれないと言われたのは今でも覚えている。被爆者三世にあたるが、祖父は症状が出なかったために手帳をとらず、今日まで父と共に自覚をあまり感じていない。
しかし、祖父がかつて一度だけ語ったことは心に残っており、これから広島で毎年文学フリマがあるならば、応援がてらに祖父の足跡を追おうと思っている。
ともあれ、明日は楽しいイベントだ。
私としては十六年ぶりとなるこの地に縁ができたことも嬉しくあり、存分に味わってくるつもりである。