翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

連載小説の準備

 五年ほど前にpixivで連載小説を書いていたことがある。
 その際、「おもんない」と一人に言われてから、書き方がどうこうセリフがどうこうとなって、まだまだ未熟だと思って止めた。今となっては、未熟であろうが駄作であろうが、やり抜くべきだったと後悔している。読者もちょっとついていた。読んでいたであろう人に申し訳ないとも思う。
 今回、noteを始めたので、pixivで書いていたものを連載し直そうとしている。改めて今まで簡単なメモで済ませていたものをがっちりツールとして用意し、準備中だ。週間でアップしていく計画である。
 準備していく内に、「これって面白いのか?」と首を傾げる。100%を求める、失敗をしたくないと思うと、何も成せなくなることは自著「見上げた男」でも書いた通りで、私が作中の男になるわけにはいかないので、頭と指を動かしている。

私のわがまま

 昼休み、よく食べに行っているお店がテレビに出て、外にまで待ちの人が出る状態になってしまった。応援しているお店が繁盛するのは実に喜ばしいことであり、前からファンであることに誇りと自信を持てる。だが、昼休みの時間が短い私は、お店が満員だと諦めざるをえない。
「今日はアレを食う口だったのに」
と少し肩を落とす。
 クールを装って通りすぎるものの、内心は「チクショー、みぃはぁ共め!俺のために一つ席を空けろ」である。そんな身勝手は許されない。分かっている。昼休みに余裕があればいいだけの話だ。
 自分の作った弁当に飽きた時、いつでもすぐに駆け込める場所が欲しい。
 しかし、今日は席に着けた。幸運だ。
 今朝は寝ぼけていた。目覚ましに起きず、妻に小突かれて起きた。目覚ましを止めた私は、妻に小突かれたこと(ボディータッチ)が嬉しくて、そのまま元の位置に戻って喜びの中、寝た。
 我ながらに阿呆だったと反省しながら口を動かす。
 良い日だ。午後からも頑張ろう。
 箸を置き、手を合わせ、急ぎ足で職場へと戻った。

あぁ福岡ポエイチ

かつて森井聖大という人間のクズを絵に描いたような作家に言われたことがある。
「こいつは人間のクズだが作品はいい」
作家としてはこの上ない褒め言葉だが、人間のクズにクズと言われるこの私は、どれだけ人間のクズなのだろうかと考え、考えるのも馬鹿らしくなって作品のことだけを考えることにした。
私の駄目っぷりはネットのどこかに晒されているので、気になる人は見るがいい。「名誉毀損」という犯罪行為がそこにはあるが、見るだけなら貴方は犯罪に荷担したことにはならない。
先に述べた森井聖大の発言は福岡ポエイチ後の飲み会だった。
ここ二年、福岡ポエイチに参加できていない。
金は理由ではない。言い訳だ。
本当は体力と自信がないのだ。いつの間にか、角がとれて丸くなってしまった。まだ筆を折っていないだけ、ただのクズにならずに済んでいる。今年も森井聖大と真面目にコントをすることもない。
今日と明日、時間があれば中州の冷泉荘に行って欲しい。
私も森井聖大もいないが、比較的に真っ当な人たちが本を販売し、コントではないにしろドラマを作っているはずだ。

poeiti.yu-nagi.com



人は人、自分は自分

例え同じ職場にいたとしても、目指すものは違う。人は人、自分は自分なのである。
私はここで出世したいのではなく、金を得たいのだ。賃金が全てだ。出世したところで大して報酬が増えない会社だ。出世なんて二の次の人間が私だ。
そこにドヤ顔で出世について語られると返答に困るのだ。
話している相手は私を知らない。
しかし、私は相手を知っている。
相手の仕事ぶりはよく聞いている。その結果も知っている。相手の最終役職も予想がつく。結末が見えている物語ほどつまらないものはない。
どうせなら、仕事以外の話をして欲しいのだが、そういった人ほど話の引き出しは少ない。だから、私は相手の話を右から左へ……。

Ofuse利用中

キンコンの西野氏が寄付を募っている。
話題としては十分だが、私はこれで私がOfuseに登録していることを思い出した。
せっかく登録したのに何ら活用していないではないか。活動もマメに更新していない。noteもまだ記事を投稿していないし、このブログも停止していた。
なんて駄目な人間なんだ!
と嘆くところ、友人の激励があって復活する。私はなんて面倒くさいのだろう。
ところが、やろうと思うことには金が足りないのである。もし、貴方にこの偏屈が活躍するところを見てみたいという気紛れがあるなら、叱咤激励のお布施をして頂けないだろうか。
私は前述の彼のように3億円の借金はない上に、ブースで立っていても座っているように見える小男だが、志だけは高い。
この私を世に送り出すという意味でOfuseをお願いします。
本当はOfuseがくるとページがどんな反応をするのか見てみたいだけだったりもする……。自分でお布施してみようかな。

https://ofuse.me/#users/3943

noteを始めよう

noteを始めよう。そう思った。
今、利用している投稿サイトではそれなりに読まれているけれども、どうも居心地が悪い。色々仕切り直してケチがついて放ったらかしにしている連載も復活し、ブログでは活動面、noteでは小説とエッセイを書く。ブログでは時々、フィクションとノンフィクション半々ぐらいのネタを書いていたけれど、どこからどこまで本当で創作なのか分かりづらいと思うので、この機会に区別する。
しかし、noteのほうへ気合が入りすぎて、始めようと思ってから一ヶ月近く経っているのにまだ最初の投稿をしていない。

第二十六回文学フリマ東京 報告

ここのところ雨天の印象が強い文学フリマ東京だが、当日はすっきりとした青空が広がっていた。
起床し、義母が朝から肉を食べさせてくれる。一緒に暮らすと、私はますます肥えるだろうなと思いながら、コーヒーを啜った。
GW早朝の山手線は空いていて平和そのものである。座っている誰もが余裕を持っている。浜松町でモノレールに乗り換え、東京流通センターで降りると、ごっそりと人が出てきた。「こんなにも設営手伝いがいるのか」と驚いたが、皆、別の用事で来た人ばかりだった。
レッドブルを飲みのみGWを振り返っていると、あっという間に集合時間となり、設営が始まった。自分の出店より気が抜けない作業で、終わるといつも一杯飲んで帰りたくなる。
設営が終われば自分のブースで設営。
見本誌を提出。
いつもの作業だ。
しかし、新刊がないこともあって、気合が十分でなかったのか途中で息切れした。前々から感じていた「今までのやり方では新規読者を増やせない」ということが確信に変わり、エネルギーが尽きたのかもしれない。
かつてのお仲間もほとんど会場にいない。最早筆を折り、一日スタッフで過ごす方が世の中のためになっているではないかと思う。一日忙しい分気が楽かもしれない。
いつもは最後まで粘るが早めに荷物を片付け、スタッフ手伝いに加わった。
懇親会では段々段ボール愛をしまや出版社長に語り、そのパッションは十分に伝わったと思う。
翌日、有給を確保していた分、気持ちが楽な東京参加となった。
今回、GWに肝臓を酷使したせいかおセンチな気分になったが、また出店者として参加する。出し続ける意味もまたあり、書き続ける理由にもなるのだ。仲間も死んじゃいないので叱咤激励を飛ばしてくれる。

最後になりましたが、ブースにお立ち寄り頂いた皆様、本当にありがとうございました。頑張って書きます。