翠嶺クラフティング

個人作家、上住断靱の活動記録

第二十二回文学フリマ東京報告

当日、無事に起床して設営から参加した。

いつもの第二展示場と違い、だだっ広く往復に時間がかかった。イベント的に良かったが、設営は思ったより疲れた。バミる作業は立ったり座ったりで運動不足を痛感する。無事に設営が終わると一杯飲みに行きたくなる気分が起こるのは今回も変わらない。

新刊「倭国合戦譚」をギリギリに入稿したので、無事に印刷出来たか心配で仕方がなかった。早くブースに行きたい衝動を抑えつつ、入場券を受け取る。その係が終わるとブースに走った。

何せ今回は体調不良で欠席となった合体配置の日表造形社の設営もしなければならない。日表造形社は今回、什器なし布のみとはいえ請け負った責任がある以上、不安は消えない。

あと来店者に渡す紙袋を助っ人である稲荷古丹さんに頼んだので、彼が来るまで一人でブースを見なければならなかった。前回のように一般来場者がブースの背後に来るという事はなかったので良かったけれど、その不安があって常に背後に気を配っていた。

新刊は無事、日表造形社の荷物も無事。

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望月代表の挨拶に拍手で応え無事に開場する。

前回の来店者さんや数人挨拶に来て貰ったりしている内に、爽やかに稲荷古丹登場!(因みにこの日が初対面)

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彼が気を利かせて小銭を用意してくれていたので、うっかり家に忘れた釣り銭も無事に確保する事が出来た。

大学の先輩が来たり、ウコンの差入があったりして、なんやかんやしている内に終了。

始終慌ただしく、全部見られなかったのが残念。挨拶しそびれたところも多かったので、今度から事前チェックしてからいこう。うん。毎回言っているきがするけれど。

懇親会は一次会だけ出て、後ろ髪をひかれる思いで大阪へ。

帰り途中まで一緒だった金沢のセクシーさんが金髪を隠して黒髪ヅラで会社行っているという話をして、面白いこというなあと笑いながら次回どうするか構想を練っていた。

東京滞在記

平成28年4月28日(木)

会社から転がり出ると、急いで帰宅。

手伝いに来てくれた母が焼いてくれた焼き肉を食べ、東京へと向かった。

仕事上、何が起こるか分からないので新幹線は予約なし。それでも座れる自信は何故かあった。結果として何ら問題なく座れた。反対に福岡方面の新幹線は「×」が多く見られた。

宿は品川。

深夜に入ろうというのに雨の品川は人が多く、大きいゴロゴロを持った私に突撃してくる様に大都会を感じる。

その日は悶々としながら寝た。

翌日、4月29日(金)

大学の先輩に呼び出され、お昼をご一緒し、新宿は歌舞伎町を案内して貰う。

その後、20時より新宿で下北沢カレー王、クロフネ三世、伊織さんらと飲んだ。昼間、案内して貰ったゴールデン街で飲むことになるとは思わず、妙な気分になる。不良俳人、しゃくれ脱原発美人、トーク滑らかな女装者と色濃い夜を過ごし、戻る。

4月30日(土)

流石に疲れが出て、夕方まで眠る。

前日に大学の先輩と出かける話をしており、「起きれたら行く」と発言していたのだが、起きられず。この事を翌日の文学フリマで先輩から責められる。

夜はどうにか起き出てFF14のオフ会に参加した。

今回は4人と少数だけれど、エビスにあるこじゃれた肉屋でゲーム等々について語った。趣味仲間のいいところは、しがらみがなくて気軽なところである。

 

第二十二回文学フリマ東京で上住と握手

来る五月一日、第二十二回文学フリマ東京が流通センターにて開催。

今回はいつもの第二展示場ではなく、第一展示場で上がったり下りたりもなくスカートの裾を気にするまでもない広々としたワンフロワー。

大坂文庫はアー39でブースを構える。純文学の新刊はないけれど、純文学ジャンルに属している。

合体配置、アー40「日表造形社」は代表が体調不良の為、不在。大坂文庫が当日跨がって応対するので小柳女史が手がけた本は手に入れられるので、美女と握手は出来ないけれど、ご安心頂きたい。「日表造形社」からは事務管理表等の見返りを貰っているから誠実に対応するよ。

さて、今回は苦戦に苦戦し、外部から手を差し伸べられなければなし得なかった新刊、「倭国合戦譚~日本創世~」を600円で頒布予定。

公募制読み切り、歴史小説アンソロジー
政争、美術、戦争、と幅広く「戦」をテーマに神話~鎌倉時代までの短編小説が出そろう。

真備すなわちマキビと訓み 添田健一
聲の標         白藤宵霞
黒田悪党        上住断靱

 

既刊本も在庫少ないので、初版を手に入れるにはもう待ったなし。

 

クリエイターが作った物を売るために営業して回るのは需要があるのか

つい先日のことである。

作品を売りたいという方に出会った。

私は私で私の本を買うなりサービスを買ってくれる人を探していたわけだが、あちこちに顔を出していると、結構こういう人に出会う。

それまでは「協力出来たらいいですね」なんて簡単な相槌をうって終わらせていた。

最近、それでは自身の目指す人材の掘り起こしなんて出来ないのではないかと反省した。自分の人脈や営業スキルを使って、その人のビジネスに繋がる活動もするべきだと思い至る。

しかし、需要はあるのだろうか?

今はネットでも通信販売が簡単にできる時代で無理に営業する必要はない。

それに、いざとなったらタダで営業に回るという事は出来ないから、取り分等々の交渉もある。お金の話を嫌がるクリエイターは多い。それでも売りたい人はいるのだろうか。いるならば、いきなりビジネスの話とはいわず、お茶でもしたい。

と、いつかはしっかりした枠で一つ設けておきたいなと思った案の備忘録。

福岡ポエイチによせて

今年も福岡ポエイチは二日間参加する。

開催日時は下記の通り。

2016年6月18日(土)-19日(日)【開催時間】13:00~18:00【場所】リノベーションミュージアム冷泉荘

毎回行われている詩人によるパフォーマンスは今回、別会場でやるらしい。即ち、本を売る側であるサークル参加者は詩人目当ての客にあてこすりも出来なくなってしまった。逆に、パフォーマンスに参加する必要はなくなったともいえる。

前述のパフォーマンスについては、既にそこここで話題になっているようだが、私の目下は原稿である。

日表造形社の社長は厳しい。

〆切までに良質の作品が書けなければ容赦なく斬られる。

その前に迫った文学フリマ東京合わせの原稿も苦しく、ついでに懐も苦しくあっぷあっぷしている。

灰皿掃除

勤め先の代表者による年頭挨拶は政策に期待しながらそれに応えていくというものであった。
あとは「気合」の二文字で要約できる簡単なものである。
いわば責任を国のせいにして、動くのは自分より下の人間で「俺は知らん」ということだ。居酒屋でくだを巻く一般的なおじさんと何ら変わら
ない、そこに自分が立っていない挨拶である。それを年頭でするのも、させてしまう側近達も中々見上げた人たちで面白い。
ところが年頭だけに留まらず会社の運営まで「余所がやったから」と後手後手に回る事が多い。
挑戦がない。
退屈なのである。
その退屈を拭う事が出来ないのである。退屈を払拭するべく、乾燥した部屋で口だけを動かしている。その様は魚類にも劣る。
喫煙室の灰皿掃除を誰かがやっていても気にも止めない。当たり前の事だと思っている。しかし当たり前なぞないのである。金利がマイナスになってしまう時代である。自分だけが確かで自分で立つしかないのに、こんもりと山になった灰を誰もが黙って無視をした。
私の灰皿掃除は善意であって職階が下であるからではない。
それをいえば、新入社員がやるべき事である。
私は煙草を吸うからそれの後始末をするだけの事だ。何ら立派な事ではない。その証拠に風邪をひいて煙草を吸えない間は一切掃除などしてい ない。
「しょうもない」
灰皿に突き刺さった様々な種類の煙草にそう冷笑した。

歴史アンソロジー募集のお知らせ(改めて)

大坂文庫、歴史アンソロジー始めます。
倭国合戦記 -日本創世-
第一弾です。
日本の歴史で起こった「戦」をテーマにアンソロジーシリーズを始めます。
この戦は単に軍隊同士による戦争だけでなく、外交戦や情報戦、政治等も指しています。
前回、募集より応募原稿が少なく落としたため、時代範囲を変更します。

尚、既に原稿を頂いている方は執筆陣に含まれております。


今回、取り上げる時代は神話~鎌倉時代


募集人数10名ほど
〆切り2016年3月31日
A6版 17行×40文字 20ページ程度。
自己紹介200字程度
あとがき400字程度

 

電子書籍化も予定しております。
・報酬は完成本一冊(電子書籍化の際は別にご連絡します)
頒布は第二十二回文学フリマ東京を目指しています。

原稿寄稿頂ける方はvultures7@(hotmail.co.jp)かTwitterの@uwazumiまでお願いします。